ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年06月30日

月末です

傾斜加工の角度定規をつくったり、加工の下準備。

夜、『丸一木工所』谷本さんと、八尾の家具屋さんを定例訪問させていただく。
そろそろ節目かな……。

2007年も上半期終了です、今月はそんなとこ。

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2007年06月29日

似てるらしい……

背板を改めて木取りして、
残りの部材の厚みと幅も決めてしまう。

夕方から、助産院へ
子ども達も学校から帰ってきていたので、一緒に行ってみるが、クルマで待つと言うので、今日は、成長は見れず。
しかし、その写真見せられて、フウタとリツキの骨格と似てるといわれてもね……。

今日はそんなとこ。

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2007年06月28日

引き続き、木づくり

自動カンナ盤の回りをハツカネズミよろしく、駆け回る。
ひとりで送りと受けをするもので……。

木づくりしながら、実際の材での部材のボリュームが見えてくると、あわせて背板が少し気になってきたので、
改めてホワイトの角材から形状試作をつくり、再検討する。

夜は、『泉州うんちくの会』のミーティングに出席。
徐々に、動きに変わってきそう。

帰りにお腹が空いたので、『恵風技工』辻さんとロードサイドのパスタ店に入って、
ペペロンチーノとピザを食べるが、これって結構不思議な光景だったかもしれない……。

今日はそんなとこ。

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2007年06月27日

木取りと木づくり

バンドソーで均等に厚みと幅を落として、手押しカンナ盤でムラ取り。

あとは、微妙な傾斜の寸法角度の検証をCADで、
頭の中だけでは、いまいち理解力にかける傾向があるので、図にして自分を納得させる。

蒸し暑いです……、今日はそんなとこ。

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2007年06月26日

木取りです

木取りの続き、

椅子の脚柱と貫になる部材を、板材から角材を取っていく。
そもそも椅子というものは、少ない部材で体重の負荷を支える構造となる場合が多く、
その部材は、十分な強度を保つよう、木目の流れ、
意匠的な意味での前後左右がペアになるよう、木目のバランスを見ながら、
歩留まりも考えつつ、一本ずつ、気を配って木取りしていく。

余分に取って、ダメなもの、使えないものをフィルターにかけて取り除いていくという、不良率的な合理性にも限度がある世界なので、逆に手間でも、こうするほうが部がある。

手間賃をいただいている以上、必要なかぎり合理的に作業を進めつつも、必要な手間をかけてしかりなのだと思っています。
今日はそんなとこ。

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2007年06月25日

さて今週は……

結局、昨晩は途中で力つきて、どこぞのコンビニの駐車場で宿泊……。
(なんとか難民か!?)

そのままアトリエへ出勤、
ざっと辺りを片付けて木取りにかかる。

なにかを犠牲にしなくてはというものの……。

今日はそんなとこ。

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2007年06月24日

夫婦坂

いろいろな意味でお世話になっている家具職人の先生が工房を移転されるということで、朝から、生徒三名クルマに乗り合わせて、微力ながらお手伝いに伺う。

手伝いの生徒合わせて5名で、先生のさすがの事前の段取りと手配の美しさで、積み込むこと自体は問題無くできたのですが、
あいにくの悪天候の為、積み荷に厳重にシートをかぶせたつもりでも、移動の際の風圧で、雨水が内側に回り込んでしまい、木工機械が水濡れしてしまったり、同様に木工機械を持つ身として、心情を察するに、お手伝いしているこちらもなんとも言えない心苦しい気持ちになりました。

が……、

そのような状況を伺うに、先生の奥さま曰く

「はじめ悪かったら、あとは良くなるだけじゃない。」

そ、そんな見てないから言えるのよ!?と思う穿った気持ちも吹き飛ばすが如く、
極々自然体に、なんとも晴れやかでポジティブなお言葉を発せられる。

ああ、この師にこの奥さまあり。

移動は済んだものの、稼働までのことを思いますと、まだまだ大変なことは想像できるのですが、そういうご苦労にも、ポジティブなお言葉で乗り越えられていかれるのかと思い、
何十年も二人三脚で歩んでこられた凄さというものを感じました。

勉強になります……、今日はそんなとこ。

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2007年06月23日

!!

快晴の土曜日、留守番でぼんやりの終日……。

そんな場合じゃないのに!!

今日はそんなとこ。

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2007年06月22日

高槻と思い込んでました……

日中、丸太の加工の追加を急遽挟んで、

夜は、先だっての『Hobo's Wood Working』中村さんの展示会の時に、ご紹介いただいた空間デザイナーの河上友信氏の事務所兼、カフェ(カフェ兼、事務所!?)の大阪府茨木市にある『GLAN FABRIQUE』へ。
最近、ちょくちょく人とお話しすると、なにかと話題に上っているということもあり、
メールインフォメーションで、「cafe百花シネマナイト」というイベントがあるそうなので、

これを機会に、

あわよくば、“カコイのイコイ”の会場のならないだろうかとの思惑も含め、庭の井本さんをお誘いして出かけてみる。

話題に上がるだけあって、すごく良い雰囲気の空間で(とくに離のVIPルームが秀逸で)、
築100年の古民家の屋根の小屋組みが、全部丸太で組んであったり、木造建築物として見ても、自分が知る範囲ですが、珍しい面白い構造だったり、なかなか相当に興味深く、「これからも是非仲良くしてください!!」(なんという欲望丸出しな台詞)という感じでした。

是非、ここでも椅子展ができればということをぼそっとネタに振ってみましたが、『Hobo's Wood Working』中村さんさんがまず先発ということでしたので、
いかがでしょう、中村さん、そして河上さん、いっそ有志集めての椅子展でも!!
(例の“小関西木工家火祭り”ということで……まあ、有志といっても、あなたとわたしとそして彼ぐらいですか?)

まったく内輪のお話で失礼いたしました……。
(まあ、日記というのものが、そもそも内輪のお話ではありますが……。)
今日はそんなとこ。

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2007年06月21日

カコイのイコイ

先日来のいろいろな繋がりから、今年は久しぶりに“カコイのイコイ”が動き出しそう。

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ということで、
唐突にスプーンを削りはじめたり……。
(方向転換か?)

今日はそんなとこ。

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2007年06月20日

あれこれ……

先だってお打合せさせていただいた介護用品の仕様変更ということで、再度お打合せ。

そして、請けたままになっていた某社顧客データベースの手直しにようやく着手する。
(もう10年以上になろうというのに、いまだにご活用いただいているというのは、相当に先見の明があったということだろうか……。)

これって、一応作業的にはこっちで出来たけど、最終的なセッティングは現地……。
しばらくついでは無さそうな……。

ご判断は委ねましょう、今日はそんなとこ。

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2007年06月19日

松下農園へ

前々からのお約束で、お百姓・松下佳造さんの松下農園へお知りあいをご案内する。

これだけのことをされている方なので、なかなか受け入れてくださる方も少なく、

話が合うというのは、お互い奇特な方同士ということになるのでしょう。

良い出会い、ご縁でありますように。

今日はそんなとこ。

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2007年06月18日

一日は24時間

あれやこれやで、一日
なんだかんだで、一日
ちょいと短過ぎやしませんか?
(24時間は24時間、そんなことございません)

そうですか……、
今日はそんなとこ。

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2007年06月17日

広葉樹の森・探索会

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『木の仕事の会』のイベント“広葉樹の森・探索会”ということで、朝から出かけて参りました。

今回は、会員以外にも一般の方へも広く参加を呼びかけさせていただいたこともあり、
長野の『家具木工山戸』山戸さんや、“formroom”の仲間がお友達と参加してくださったり、
他にも会のWebサイトの案内をご覧くださった方、先日ご訪問させていただいた『守口高等職業技術専門校』の受講生の方等々、ご参加くださいました。

当日も、梅雨入りして間もないにも関わらず、本当に好天に恵まれ、また大きなトラブルにも見舞われることもなく、無事に一日過ごさせていただくことができました。

機会があると幾度か訪れている場所ですが、季節やその時々で、見えかたが違い、
毎回、新しく気付いたり、わかったりすることがあるというのが、
同じ森を歩く楽しみのひとつだと思います。

ただ、今回は、数年前に訪れたときより“ナラ枯れ”の被害にあっている樹が多く見られているように感じられ、特に、この森を代表するミズナラの巨木さえも立ち枯れしてしまっていたのが、なんとも言えない心地悪さというか、気持ちにさせられました。
“ナラ枯れ”の原因といわれる『カシノナガキクイムシ』の温暖化における、生息域の拡大ということであれば、やはり間接的とはいえ、こちらへ還ってくるということを思えばなんともいたたまれない……。

木でモノをつくりながら、漠然と木を語ることの空々しさを思い知らされます。

自分達も、かろうじて今は無事というだけかもしれません……。
考えましょう、今日はそんなとこ。

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2007年06月16日

空気感

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手前の空気も切り撮るらしいのだけれど……。
なかなか「もうひとつの実物」には至れない……。

今日はそんなとこ。

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2007年06月15日

これも普通

今週は、来客づいておりますようで、今日も午後から。
いろいろ面白いアイディアをお持ちのかたがいらっしゃいます。

木の工房KAKUは、オリジナル商品の企画開発、コンセプトワークの段階から制作まで、トータルでお手伝いさせていただけるのが強みです。ということでお話しさせていただく。
(これは“木の工房KAKU”のコマーシャルです。)

あとは、椅子の図面をCADでまとめて、モデルの制作にかかる。

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2007年06月14日

まあ、普通

午後から来客で、とある企業で新規事業の商材をお探しとのことでのご相談。
大抵こういった場合、初対面から具体的にどうこうというお話には至らなくて普通かと思っておりますが、
木の工房KAKUは、オリジナル商品の企画開発、コンセプトワークの段階から制作まで、トータルでお手伝いさせていただけるのが強みです。ということでお話しさせていただく。
(これは“木の工房KAKU”のコマーシャルです。)

カミさんが、まな板を削り直してといって持ってきたので、ふたつ返事で削ってさしあげる。
ヒノキの柾板というのは、真面目に削ると結構、気を使うものです……。
(普段から真面目に削ってはいますが、家具に使う広葉樹と、スギやヒノキの針葉樹では、削りの条件が変わるので……ということです。)
ヒノキのほうが張りがある分、スギより削りはやさしいかもしれません。

という、今日はそんなとこ。

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2007年06月13日

熱気にあたる

わざわざ、
秋田先生が、九州出張の帰りに大阪へ寄ってくださるということで、
パンの村上さんとかもお誘いして、谷町四丁目にある、これまで来そびれていた『空庭CAFE』でお茶をご一緒させていただく。
前々日が、お誕生日ということをお伺いしておきながら、気のきかない教え子で失礼いたしました……。

いよいよ、
秋田道夫デザインの『MAデザイン』も発売されはじめるアイテムがあるようで、
こちらに関しては、純粋にミーハーモード全開で楽しみにしております。

その後、
夜、先日の椅子展にお越しくださった『le pur』の平尾社長を、
この5月にリニューアルオープンされたばかりのキッチンショールームへ、ひょんなご縁で繋がったとしか、なんとも喩えようの難しいメンバーで訪ねる。
参加者紹介)『men at work』関山さん、『Morizo-』内田さん、庭の井本さん、なにやらのふんの村上さん
最近、ここにきて10年、ようやくこの頃、大阪という舞台を借りて舞えそうな気がする。

にしても、
思いの伝承というか、熱を伝えるというのか、そういうことって大切だと、諸先輩がたのお話をお伺いすると、つくづく感じる。
あれこれ御託や理屈、評論を並べる前に、大事なこと、なすべきことが各々あるはずです。

ということで、
自分も、もっとやらなくてはいけません。
熱気にのぼせて、今日はそんなとこ。

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2007年06月12日

普段……

午前中、昨日からの加工の続き

午後から、来客で、試作の制作についてのご相談。
なにかに真摯に取り組まれているかたには、
つい、なにかお手伝いできないかと、
安請け合いと言われても仕方がないかもしれないですが、ついつい……。

いつも通り、一日を過ごせることの幸せを改めて思い、
今日はそんなとこ。

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2007年06月11日

祭りのあとの……

昨日のクロージングパーティーに、
カミさんと一緒に子ども達も会場へ合流したので、
撤収で椅子満載のクルマへは、皆、乗り切れず、
井本さんのクルマと交換して帰ってきて、
片付けは、明日へ先送り。

別件の材の加工を片付けてしまう。

夜は、『泉州うんちくの会』
『建築設計室Morizo-』の内田さんをゲストに迎える。
こういう場合、猛獣の中に、紅一点ということになるのかもしれませんが、
どうだろう、猛獣が一匹増えたというのとあい違わなそう……。
(内田さん失礼いたしました。)
そのくらい意気を感じるということです。

さて、どう転がるでしょう……。

疲れも残り気味ですが、今日はそんなとこ。

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2007年06月10日

椅子展でした。

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伏見ビルの長い歴史と木の工房KAKUの軌跡に、
良いご縁のおかげさまで、ささやかですがクロスポイントを持つことができました。

お越しくださった皆さま、
いろいろご感心をお寄せくださった皆さま、
関係者の皆さま、

ほんとうにありがとうございました。
椅子展はそんなとこ。

thanks

http://kittenkick.blog70.fc2.com/blog-entry-83.html

http://blog.livedoor.jp/hobo2006/archives/50767956.html
http://nutscafe.exblog.jp/5850914
http://morizo3.exblog.jp/5577735/

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2007年06月09日

椅子展/お茶会

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焼き菓子は、『Afterhours』
パンは、『Kitchen Garden SONO』
カップは……、
(諸般の事情により、申し訳ございません……。)
『80mm』は、井本さんが、花器として素敵に装ってくださいました。

お越しいただきました皆さま、ほんとうにありがとうございました。

今日はそんなとこ。

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2007年06月08日

椅子展/初日

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伏見ビルという空間の持つ歴史の重みも相まって、
手前味噌ですが、なんだかいい空気感です。

どうぞ、お茶でもお召し上がりに、お越しください。

まずは、今日はそんなとこ。

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椅子展のご案内

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大阪、北船場の一角にある伏見ビルという、
大正の頃から、長い歴史のある素敵なビルディングをご存じですか?

良いご縁あって、このビルディングの一室に、
椅子を展示させていただく機会がうまれました。

椅子を見るだけでなく、座って、語って、くつろいで……

ゆっくりと、
このビルがずっとこの場で過ごしてきた時間を感じながら、
ひと時を憩いでいただけましたらなによりです。

人との縁、椅子との縁、
いろんなご縁がありますように……。

木の工房KAKU
賀來寿史


◆会  期:2007.6.8(金)〜10(日)
◆時  間:13:00〜19:00
◆会  場:ふしみの芽(大阪市中央区伏見町2丁目2-3 伏見ビル3階No:23)
◆アクセス:地下鉄堺筋線 北浜駅出口6より徒歩2分

地図はこちら……


金曜日のお昼過ぎから、日曜日の夕方まで、
土曜日の三時頃には、お茶会
日曜日の夕方には、ささやかですがクローズドパーティーを企画しております。

土曜日のお茶会か、日曜日のパーティーへご参加くださるかたは、
お手数ですが、ご一報くださると助かります。
kaku@kinokoubou.com

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2007年06月07日

なんだか準備もできやしない……

サンプルとして手元にあるものを展示するからといって、
なにも準備しなくて良いという訳にはいかずなので、
そういうことを、いろいろ……。

そんな時に限って、なことがあったりして、なかなか……。

いつもの調子といえば、そうなのですが……。
ギリギリまでバタバタで、今日はそんなとこ。

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2007年06月06日

椅子はいつも悩ましい……

ダイニングチェアのデザインのまとめ、細かい仕様、取り合い等々、
悩んで悩んで……という状態。

奇抜なカタチに答えを求めると、それはそれで難しい面もあるとしても、案外、思いついたことをそのまま素直に表現することで、そのとき的には答えを導き出せるのかもしれないが、
そもそもそういう類いのお仕事をしている訳ではないし、日常で使われる道具としての椅子という存在は、そういうモノでも無いと自分は思っている。

ということで、“木の工房KAKU”から発せられる椅子ということ、お客さまのオーダーが反映されている椅子ということ、そもそもが椅子であるということ、その他諸々の条件が踏まえられるように、悩みに悩む。

こういうことも、椅子という存在が、悠久の歴史の中で多くの人々を魅了してきた理由のひとつかもしれない。

今日はそんなとこ。

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2007年06月05日

あれこれと

次のお仕事のダイニングチェアのプランを練る。

後脚のボリュームを見るのに、ホワイト集成柱材を使って形状試作をつくる。
テーパーを削り直しながら、なんとかこれというラインに近づける。

椅子はとにかく図面があがらないとカタチにできない……。

夜は、この週末の椅子展のお打合せに、
伏見ビルでの『ふしみの芽』のメンバーの月例ミーティングにお邪魔させていただく。

展示会とかそういうのより、なにかと新しく出会える場という感じですので、
あまり形式ばらずに、是非、色々な人にお越しいただきたいと思います。

まあ、なにかと展示会の準備に手が回っていない現状から、苦し紛れにカッコ良く言い訳をしているだけではないのかという、今日はそんなとこ。

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2007年06月04日

『木の仕事の会』の広報活動

なにやら慌ただしく早朝から午前中を駆け抜け、

午後は、『大阪府立守口高等職業技術専門校』へ受講生の皆さまへ
『木の仕事の会』の活動のご紹介をさせていただくということで、
今春の同校修了生で、三重県でフリーの制作活動をはじめられた『木の仕事の会』事務局の津田さんとご一緒に、ご挨拶に伺う。

職業技術校なるところは、自分も平塚技校を修了して以来で、
学校が違えど、大枠雰囲気というか、そういうのは似た所がある。

熱心に課題に取り組む受講生の皆さんを拝見していると、
だんだんと、あの頃の自分達に置きかわり、
そういえば、随分ご無沙汰してしまっていると、少し懐かしむ感情が心に広がる。

実習中の貴重なお時間を頂戴して、ご挨拶と会の活動のご案内をさせていただくと、
今、これから学ばんとすることに関わることは、ひとつでもなにかを得ようという気持ちの表れか、すごく熱い眼差しが感じられた。

ここにいらっしゃる方々、それ以外にも、自分達のような制作のお仕事に関わられたいという声は、本当に良く耳にする。
それに対し、その機会の少なさというのも、ひとつの現実として、また自分達の問題としても直視していることでもある。
こういったことは、これからの我々業界の活動での大きな課題のひとつであることは、自覚しているつもりではあるし、なにかしら声に出していかなくてはならないことであると感じる。

個々の課題は全体の課題であり、全体の課題は個々の課題でもある。
我々、個々の制作者も、少し視界を広く持ち、全体を通じた個々の活動ということを少しづつでも意識に加えることで、なにかしら変化を導き出せるように思う。

今日はそんなとこ。

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2007年06月03日

さて、

名古屋の余韻を残しつつ、
結局都合二日留守にしてしまったので、
曜日感覚を見失いかけながら、朝から、あれこれすることをする。
(また、いろいろと遅れが……)

午後から、遅れを取り戻そうとするのかと思えばそうでもなく、
井本さんの作庭されたお庭の庭開きパーティーに
カミさんと子ども達も一緒に参加させていただく。

休めてる場合ではない骨休めになるかと思えば、
最後の最後に作業の手伝いをしたりして、
なんのことやら、今日はそんなとこ。

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2007年06月02日

名古屋二日目

『宮本家具工房』の宮本さんに厚かましくも昨晩のお宿をお借りする。

本来ならお帰りになられているところ、申し訳なくも巻き込んで一緒にお泊まりした京都美山の『家具工房木魂』の古谷さんと三人で、朝食の名古屋モーニングを食しに最寄りの『コメダ珈琲店』という、名古屋では定番の喫茶チェーンのお店へ。
そちらの名物『シロノワール』をテーブルにひとつ注文する。
これが、温かい丸いデニッシュパンの上にドカーンと冷たいソフトクリームが乗っかっているという、大の甘味好きの自分には、朝から禁断の夢多き食べ物で、
朝からそんなそんな重たいものをという声をよそ目に、自分的には相当にグッときながらパクついてしまった。

その後の木工教室のご準備の邪魔をしながら工房を見学させていただき、程々の所(本人はそのつもりでした……)で、お暇させていただく。

その後、『木の仕事の会』でもお世話になり、昨晩の会もご一緒させていただいていた『丸ス松井材木店』松井社長の名古屋市中川区にあるお店を、
常々一度ご訪問させていただきたいと思っていた所、折角、名古屋にいるのでと、
展示会の最中で、帰らないといけないはずの古谷さんとご一緒に、ご訪問させていただく。
置場には、社長の目利きで集められた多種多様な材が、所狭しと置かれており、Webサイトで拝見させていただいていたイメージ以上に圧巻。
社屋の階段から踊り場にまで細かい材が並べられている光景は、なんとも筆舌しがたい感である。
それに社長の含蓄に富んだ木のお話も、本当に楽しく、また為になり、
少しのご挨拶のつもりが、お昼ご飯をご馳走になり、結局、夕方まで長居させていただいてしまった。

熱気覚めやらずクルマ走らせ帰路につき、
名古屋の熱い二日はそんなとこ。

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