ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年12月31日

大晦日

そろそろ、今年ぐらいからは元旦を父母含め日野賀來家の末裔三代揃って祝おうと、例年なら、早々に横浜へ帰省しているカミさん達を足止めして、大晦日も家族とそれなりに大掃除とかして大晦日っぽく過そうと話していたのであるが、そのことまで反故にしてしまい、これまでのストレスも含め一気に噴出したようで、恐ろしく怒りをかってしまっての大晦日。

兎に角、今のお仕事を今年のうちに完成させて、元旦だけはきちんと迎えられるように、昨日からのラストスパート。
アドレナリンでまくりで、ドーピングしまくりで進んでいくも、夕方になり、残すところもうひと息というところで、それも途切れ、動き、思考共にペースダウンしていくのをもろに感じる。(ほんと若くなくなってきてる。)
ようやく塗装までこぎ着け、年内に完成だけはできたのであるが、納品は年越し……。
ことの顛末で、家に帰るのも気が引けて、かえって例年より状況は悪化。
他のことは年内にやり残し、結局、帰っても皆寝静まり、今年も一人寂しく迎える大晦日……。
しかも晩飯は、年越し蕎麦もへったくれも、夕方にかじった菓子パンふたつ……。
この一年の己を総括させられるのに相応しい「自業自得」という言葉で締め括る今年はそんなとこ。

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2006年12月30日

小晦日……!?

今の仕事は年内にとかいいながら、お昼から出かける。
本来なら、もう仕事が納まっているつもりでのお恥ずかしい顛末。

『Hobo'sWoodWorking』の中村さんの奥さまの写真展を拝見しに、そして、『家具の音楽』の名嘉眞さんと一緒に中村さんに逢いに神戸市住吉にある『caffe NEUTRAL』へ出かける。
途中、公私含めてた訳あって、へこんでしまって、あまり長居はせずにいようと思っていたわけですが、来年の動き方等々、三人で色々話すうちに、かのような事はどこかへ吹き飛んで、またいつもの饒舌に……。
兎に角、ひとりで息巻いても、空回りしていても埒があかないので、出逢える機会ができた人とは、できうる限りお話を、そして投げ掛けを、またご共感いただければ、できればご共力をもお願いしていきたいと思う。
時計の針をみて我にかえり、そそくさと暇して、続きの仕事。
年末もへったくれも、なにもかも自分の不摂生のせいです……。
息をするように、あたり前の徹夜で、今日はそんなとこ。

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2006年12月29日

あイタタ……

前日から井本家でお泊まりさせていただいた子ども達と一緒に家へ帰る。
そんなこんなで朝からゆっくり……。
あるまじき事に、そんな調子で一日過ごしてしまった……。
年末延長希望します。……今日はそんなとこ。

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2006年12月28日

制作そして忘年会

浜田工房で見せていただいたヤゲン入れ器をマネて古い万力でつくり、ホゾにヤゲンをつけて、仮組してみる。
<ちなみにヤゲンというのは、木殺しのような感じで、ビスケットジョイントのビスケットのようにホゾを圧縮して溝をつけて、組立て時にノリをしごき出さずに、また、ノリの水分で膨張する事でホゾ穴とノリとホゾとの密着度を高める為の昔からの極意だそうです。>
で、仮の座板を置いて座ってみると、これがなかなか全体のバランス感が絶妙。(でたな自画自賛!!)
ある意味すごく普通に座れるという感覚がなかなか良い。
あと、背板の曲面を倣い加工する治具をつくり、切削加工してキリのいいところでしまい出かける。

夜、大阪難波にて有志で忘年会。
宮大工、畳職、庭、木工家具ショップオーナー、工務店経営マーケッターそして木工家?が集う。
ほとんど全員泉州で活動する同年代で、こういう逸材(誰かはさておき)がそろうことは、ただの偶然にしておくのは勿体無い。
久しぶりにエキサイトして、時が過ぎるのを忘れて、飲みすぎて、しゃべりすぎました。
これまたなにか動き出しそうな予感……。今日はそんなとこ。

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2006年12月27日

続・制作中

寸法決めて木合わせをした部材に墨付けしてホゾ穴掘って、ホゾ取り。
このあたりが、地味で地道な木工作業の真骨頂かな……。
今日はそんなとこ。

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2006年12月26日

引き続き制作中

今回、後脚の倣い加工に『オフ・コーポレーション』で購入した「トップベアリングパターンビット 刃径32mm」をシェーパー的に使ってみたが、さすがに、このぐらいの径があると、びびりも感じず安定して切削できる。
ただ、若干径が大きいので、スピードコントロールが必要で、テーブルに据えていた、古いルーターだとちょっと回転が早すぎるので、マキタの3612Cに付け換えて作業を行なった。
削り上がった部材の目をあらためて揃えなおすのに、これまた悩ましかったり、なんだかんだで、これまた時間を食われる……。
なんとか年内……。今日はそんなとこ。

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2006年12月25日

普通に制作

集塵機は結局、ファンの交換……。
つい先日、モーターも交換したし、まあ、これでしばらく安泰か。
材木屋で使われてなくて放ったらかしになっていた、お下がりみたいなものを、仕事を始めてからずっとそのまま使い続けてきた訳だから、そろそろガタがきてもしかたがないかな。
音も相当うるさくなってきていたし。

その間に、傾斜カットの治具をつくったり、後脚の倣い加工の治具をつくる。
いよいよ押し迫ってきましたよ……。今日はそんなとこ。

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2006年12月24日

クリスマスイブ

ということで、気を持ち直して仕事する。
午前中、材木屋の年賀状のレイアウトを済ませてしまう。(自分とこの年賀状はいつになるのか、もしくは今年も……)
そして、引き続きの制作。
景気良く作業を続ける中、そんな折、突然、集塵機から爆音が……。
異音ではなく、紛れもなく爆音。
慌ててスイッチを切って、回転が止まるのを確認して蓋を開いてみると、ファンがモーターの軸からはずれてしまっているではないか。
それで、ケースの中で暴れてさっきの爆音か……。
どうも軸受けの穴が割れて、締めつけの楔がいまいち効いていないようで、これは自分で治しようがないので、機械屋さんも休みなこともあり、致し方なく明日へ持ち送り。
時間も時間ということもあり、家族とクリスマスを過ごしなさいという思し召しかと勝手に解釈して、家へ帰って家族とクリスマスパーティー。

とんだクリスマスプレゼントでハッピークリスマスな、今日はそんなとこ。

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2006年12月23日

……

やらなあかん、やらなあかんと思いつつ、一日余所事に気を取られてしまったダメな自分……。
自己嫌悪……な、今日はそんなとこ。

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2006年12月22日

なかなか……

木取りの続き。
木取り墨をつけた板から部材を割取っていく。
歩留まり気にし過ぎて、木目が流れ過ぎたりして、かえってロスになったり、なかなかこちらの意図がベストに反映されないのが、まだまだなところ。
うーん、ちょっと遅れ気味。
気持ちおい込んでいかないと年越せません……。
今日はそんなとこ。

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2006年12月21日

『市川の家』

カミさんといっしょに子ども達のクリスマスプレゼント用の本を選びに書店へ出かける。

この春、ダイニングテーブルをお納めさせていただいたお客さまより、ご自宅のほうが、『月刊ニューハウス2月号』に掲載されるというご連絡をいただいていて、丁度、今日が発売日だったので、早速、書棚を探してその本を見つけ開いてみる。

建築家の長浜信幸氏というかたが設計された『市川の家』ということで、氏のwebサイトの作品集にもあるお宅。

『わが家のとっておき「間取り」大公開』という特集なので、空間の紹介が勿論中心なのですが、自分が制作させていただいたダイニングテーブルもお家にすっかりとけ込んで、普通にそこの一部分としてありました。

ストレートに制作者やモノが取りあげられることは、それはそれで率直に嬉しいわけですが、暮らしの道具をつくるお仕事をさせていただく身としては、全体の一部分に調和としてそのモノがあるということを見るのも嬉しく、少し誇らしかったりします。
それがまた、お客さまより、ご自身がセレクトされた空間に見合った一部として自分に制作させていただけたということが、まして励みにもなります。

ちょっとご紹介ということで、今日はそんなとこ。

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2006年12月20日

木取り

木取りだけに、気をつかう訳です……。
椅子の脚なので、目の流れ、方向、組み合わせ、歩留まり等々……。
が、いまいち仕事が進んでいない。
このところ集中力と切迫感が途切れたっきりな感じ……。
ダメダメな、今日はそんなとこ。

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2006年12月19日

ふつうの日

材料出しをしたり、型をつくる準備をしたり……。
まあ、毎日更新宣言をしてなければ(あれさえしてなければ……、かといって、あれをしてなければ、とうのとうに終演を迎えているこの日記ではあるが……)、あえて記すこともない、ふつうな今日はそんなとこ。

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2006年12月18日

サイト更新

昨日、ホームページの表紙にクリスマスっぽい、いい写真が撮れたので、この機にいっそ更新もしてしまおうということで作業にかかるが、web制作のアプリケーション(GoLive CS)が勝手に終了してしまって、起動しなおしたところ、ファイルが壊れて開けませんだと……。
それはそれで致し方ないので、新しくサイト管理のファイルをつくり直したところ、どこでなにをどう間違えたのか、ローカルサイトのファイルがフォルダのみ残して、消滅してしまった……。
それはそれで、なにがなんだかわからないので、webサーバーからすべてのデータをダウンロードして、心を入れ替えて、作業にかかる。
ついでにレンタルサーバーの容量が一杯になりつつあるので、プロバイダーの契約についてくるwebサーバーのスペースに、一部移してリンクさせるという、苦し紛れの策をとる。これでまあしばらくは安心か。
なんとか持ち直したが、結局一日がかり……。
こんなときに……。今日はそんなとこ。

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2006年12月17日

積み木遊びのワークショップ

積み木

ということで、クリスマスらしく、ビーズとモザイクで彩ってみました。
やはり、こういうことは、女の子のほうが好きな様で、フウタの同級生の女子ふたりがノリノリで飾ってくれました。
夜は、塩チャンコでちょっとした忘年会気分で、今日はそんなとこ。

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2006年12月16日

おまとめ

ラフイラスト

検討中のご提案用のプランをCADで寸法の整合性をまとめて、イメージイラストに落とし込む。
これにコンセプトを記してメールでご覧いただくのが、自分のやりかた。(なんて、言う程のことでもない。)
今日はそんなとこ。

ラフイラスト

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2006年12月15日

検討材料

ご提案用のプランのサイズ感を検討するのに、実際の大きさを仮設してみてあれこれ悩む。
ちょっとした寸法の違いが、実際使うとなると結構な違いになる場合もあるし、意外にこちらが悩む程のことでもなかったりする場合もあるが、それじゃあ、かといって適当にしてしまえば、結局適当な結果となってしまう。
きちんと検討した結果そうであれば、いずれにせよ検討した結果がうまれる。
ということで自分を納得させておこう。今日はそんなとこ。

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2006年12月14日

あれれ……

まあそろそろ、図面もできて材料も揃ったところで、木取りはじめている筈なんだが……。
雨はいやだね……。今日はそんなとこ。
(あっ、おい、こら!!!)

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2006年12月13日

通常業務

ダイニングチェアの制作図面を仕上げ、その次のご提案用のプランを検討する。
夕方、岸和田木材町の『服部商店』へ、ホワイトアッシュの入り用な厚みの材のストックがあったので、仕入れに行く。
クルマで片道20分程のここで用が足せると、南港まで片道一時間かけて走ることを考えると、仕入単価の多少の差異は、あまり関係なくなってくる。というか、小口の買い物が多いので、十分吸収できる。
特に北米材に関しては、材木屋さんですらバンドルを開けてみないとわからないという状態なので、お店の目利きの力量はあまり関係なくなるので、ことさら。
ただ、北米材が主力ではないので、その点においては揃わない場合が多いのが、これだけ有名店と膨大なストックとアトリエからの距離をもってしても、帯に短し……なのが悔やまれるところ。
材料仕入についても、いろいろなチャンネルを持つことは、その時々の情勢を知り、情報を得る意味も含め、それはそれで意味のあることだと思うので、逆に返せばかえって良いのかもしれない。
今の自分のやりかたでは、ひとつところでお得意さんになれる程のお買い物をする訳でもないし、それならそれで、そういうことで横着せずに、少しでもなにか掬いあげていこうという貪欲さを優先してもいいと思う。
なんでも勉強、今日はそんなとこ。

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2006年12月12日

プランニング

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あちこち移動したり、あれこれしていながらも煮詰めていたプランをまとめて図面に落とし込む作業。
とはいえ、いざMacに向かっても、なかなか気持ちが集中できずに、結局、夜明し……。
なんだかね、今日はそんなとこ。

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2006年12月11日

えー

そんなことで、後始末やら反省やら、次の段取りやらしながらの一日。
夜、『木の暮らし研究会』の定例ミーティングで、来年の方針等々を話し合う、というより語り合う。
ここも、そろそろ考え方の共有できる若い世代に関わってきてもらえるようなカタチを整えていかないと、高齢化と縮小化が進むいっぽうである。
自分的には、来年は、今動こうとしていることで手一杯になると考えているので、こちらの活動は、一年先送りしながら、そういう方向での意識の共通化とその準備段階になるのかと思っている。
この活動もぼちぼちとはいえ、もう7年目に入ろうとしているので、それはそれで伊達ではない。
直接的、間接的に関わらず得たことも結構大きい。
一度走り出してしまうと止まれない辛さもあるが、継続は、やはり力なりである。
諦めないこと。ありきたりな言葉だけど結構これが効果があったりする。とつくづく感じる今日はそんなとこ。

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2006年12月10日

“心地いい”家具・木工展/最終日

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ということで、別段担当を命じられた訳ではないが、最終日の日曜日ということもあり、在廊する。

午後から、『丸一木工所』の谷本氏が、師走のお忙しい中、お仕事をひと段落されて、駆けつけてくださったり、
同会の一員でもある『家具の音楽』の名嘉眞氏が、家具職人の和田氏ご夫妻と一緒に、お見えになったり、
会期終了間近に、近くでの忘年会のついでに『Jクオリア』の松下氏がわざわざお顔をだしてくださって、なにやら面白い顔ぶれが、顔あわせと相成った。

終わってみれば、名嘉眞氏のブログの記事にもあるが、実は、お顔を知らないまま、ご挨拶もさせていただけなかったベテランの会員の方がいらっしゃったり、なにやら思うところや今後の課題を沢山指し示してくれた展示会であった。

まあ、かの信州木工会を差し置いて、木工会(関西木工会でもなく、大阪木工会でもなしに……)を名乗るのはどうも烏滸がましい団体である(というか、恥ずかしくて、その名を記することすらはばかられる)ことは、今回白昼の元に晒されたと思う訳で、そういったことも含め、自分を含め、若い実動世代がどういった動き、活動、投げ掛けをしていくかということを、気負いすぎるでなく、普通に考え、やっていかなくてはならないと、実感、痛感することができた。(ほんと、それで仕事はどうするつもりなんだ!?)

辛いとツライ……ね、わかる気がする。今日はそんなとこ。

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会場:ギャラリー キャナル長堀

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会場全景その1

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会場全景その2

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豊川忠宏さん/豊川木工

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左から 西尾吉世さん/西尾木工 成田雅司さん
谷口裕司さん/工房むく 谷山勉さん

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左から 服部篤さん/木工房ろくたる 廣田祐子さん/守口技校生
津田佳恵さん/守口技校生

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手前左から 池田耕太郎さん/木工庵 鉄本一仁さん/守口技校生
河村麻友さん/守口技校生
ちなみに河村麻友さん制作のベンチは建築家・中村好文さんの「PERCH BENCH」を模作した習作です。

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奥左 高木修三さん/家具職人 若森昭夫さん/木工房またに
手前の子ども椅子、木馬は谷口さん

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手前 松田明功さん/守口技校生

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2006年12月09日

土曜日です

午後から、堺市にある『大江畳店』のショールームへお伺いする。
先日来、ちょくちょくお話しさせていただいている畳屋さんの大江氏とお知り合いになったことで、次のお仕事で畳を使わせていただくことになるかもしれないので、その見積もりについてのお打ち合わせと、意外に身近に感じている畳ということについて知らないことが多いので、勉強も兼ねて。
畳の素材と構造にも色々あって、それを組み合わせて様々なバリエーションがうまれるらしい。
ひと言で畳といっても、伺うだけでもなかなかこれは奥深い。
それにまして、熟練の職人さんである彼の親父さんが手がけられたという、素材も製法も昔ながらという本物の畳を見せていただくと、畳一枚だけが作業台(この作業台がなんともいい感じで、これがまた制作意欲をかき立てる)に置かれているだけなのに、その何とも言えない質感と品の良さ、手触り感が、床に敷きつめられなくとも、それだけでひとつのモノとして成立しているとすら感じられる。
これまた刺激的……。
彼自身も意欲的で前向きな方で、三十前半で自分たちと近い年代のモノづくりの人との関わりから、また新しい動きが産まれそうな予感でワクワクする。

その後、出かけついでに、気にもなるので、市内まで足をのばし、『“心地いい”家具・木工展』の会場へ顔を出す。
土曜日ということもあり、守口の技校生の方が中心に在廊担当だったので、夢多き若者達に、ちょっと現実的な我ながら耳の痛くなるお話をさせていただく。
そこを目指すことが良い悪いではないし、そもそもそんな事は他人がどうこういう問題ではないというのは先日も話した通りで、思うほど簡単じゃないかもね。という現実を受け止めた上で、どう考え、そして行動に移していくのかということから、夢から目標への分岐点になるのではないかと我が事にも思ったりする。
なんて、他人の事言えた分ではありませんが……。今日はそんなとこ。

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2006年12月08日

パス

アトリエの片付けをしたりしたつもりなのだが、ひとつことが気になってそれにのめり込んでしまう。
これも片付かない原因のひとつ、昔からの悪い習慣……。
まあ、そんな感じで、今日はそんなとこ……。

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2006年12月07日

さて

という割に、なにも進んでなかったり……。
ここぞのところの切り換えが相変わらずすんなりといかなかったりする。
変速機、交換器、ポイント等々、頭の中にそういうのが欲しい……。
さて……、今日はそんなとこ。

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2006年12月06日

“心地いい”家具・木工展/在廊日

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ということで、午前中から、大阪市内、東心斎橋にある『ギャラリー キャナル長堀』へ。
もうひと方の在廊担当のかたが、都合により夕方からいらっしゃるということで、それまでしばしひとりで対応する。

平日ということで、まあ、あまり期待せずにいたのであるが……、
出展者のおひとりで、木工会の代表でもある、個性的な店舗づくりで関西でも著名な木工家のおひとり、豊川忠宏氏が近くを通りかかったトイレ借りにといって、お顔をだしてくださったので、初めてお目にかからせていただくのでご挨拶させていただいたり、
守口技校生の出展者のご友人というかたが、なんだか薄ら見覚えがあると思って、記憶の抽き出しを開いてみると、数年前の浜田工房の新年会でお会いしたことのある方だったり、他にもぼちらぼちらと、一人去っては一人入りといった感じで、無駄に話し好きなので、一人あたりとお話しさせていただく時間が長いことも幸いし、また技校生の方が、学校が半ドンだったこともあり、お昼から、出展者以外の技校生の方や、その先生方も見にきてくださったりしたこともあって、結構、暇にせずに一日在廊させていただくことができた。

結局、一人だったこともありギャラリーを空ける訳にいかず、昼食抜き。
帰りに御堂筋を難波駅へ向かいながら、途中で『金龍ラーメン』でも食べようかと思っていたところ、道頓堀を越えた老舗の精肉店『はり重』の横を通り過ぎかけた時に、『はり重カレーショップ』という小さい扉を見つけ、その昔風な洋食店然とした店構えに引きつけられ、こじんまりとしたショーウィンドーを覗くと、お値段的にも食べて贅沢という程でもないので、そこに入ることにする。
店内の雰囲気も、もう何年も前からずーっとこんな感じなんだろうと思わせるなんともいえないレトロな空気感が漂っている。
あえて例えると子どもの頃のデパート食堂のあの感じに近いかも。
さて、まあ、カレーショップなので順当にカレーでも頼むかと思うが、折角の『はり重』だし、昼食を抜いてることもあるので、ちょっぴり豪勢にビーフカツカレー(プラス300円のことでなにを大袈裟な……)を食することに。
流石、はり重のビーフカツ……と語れる程食通ではないにしろ、この雰囲気と相まって、なにかそんな風にも思い込みたくもなる。

って、なにをカレーについて語り始めてるんだか……、今日はそんなとこ。
(余程、インパクトがあったんだな!?)

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2006年12月05日

搬入と初日

11時のギャラリー開場時間にあわせて搬入できるよう、段取りをしておく。
松下木材に松下氏を迎えにあがり、工房の職人さんを交え、そこで、しばし品評会。(そんな余裕があるのか?)

ギャラリーに着いて、さて搬入とギャラリーの前の道端にクルマを停めるが、このギャラリーが、長堀通りに面した心斎橋の一等地、しかも路上駐車のメッカ、大阪にあるので、クルマを停めたその瞬間に駐車監視員がやってきてデジカメを身構える。
しかも、ひと組やり過ごしたと思えば、別の監視員がすぐにやってくるではないか。
これは一時も気が許せないので、松下氏にクルマに残っていただき、結局、ひとりで搬入作業をすることに。
後で、よくよく考えると、実はひとりで運べた訳であるが(そんなことよくよく考えなくてもわかることだろうに……)、いずれにしても、大きな意味ではお手伝いをお願いして助かった。(にしてもそれは、あのご多忙な松下氏にお願いする程のことだったのだろうか……。)

会場のほうは、初日の朝一ということと、自分以外にもまだ搬入できていない出展者の方もいらっしゃるようで、まだ会場自体が落ち着いていない、いかにも会期初日というふわふわと宙に浮いたような空気感が、なんだかこういう事自体が久しぶりなこともあって、妙に新鮮であった。

明日、終日在廊の担当になるので、その時にゆっくり他の会員さんの出展品を拝見させていただくとして、今日のところは、在廊担当の方にご挨拶をして、取りあえず搬入だけ済ませて戻る。
かといって戻ったところで、ちょっと腑抜けてしまったと、疲れと眠気で、いまいち仕事は進んでいない。
とりあえずひとつ片付いたので、気持ちの切り換えはできる。
明日、12月6日(水)19時までギャラリーにおりますので、よろしければ顔を見に(モノを見にではないのか!?)お越しください。
今日はそんなとこ。

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2006年12月04日

ありゃりゃ……

午前中、Jクオリアの工房で畳の職人さんと打合せをするというので、ちょっと畳のことで聞きたいこともあるのでそちらへ顔をだす。
ついでといっちゃなんだが、明日の搬入を手伝っていただく手筈も抜かりはない。

戻って、木工会展の出し物の最終仕上にかかる。といっても、主たる部材はほとんど外制なのでアッセンブリーに関する細部の加工が中心になる。
そういう最後の辻褄合わせも結構色々あってなかなかすんなりとはいかない。
明日の午前中の搬入にあわせて作業を進めていたところ、夜、世話人の方からお電話があって、今日は搬入日ですよ。とのこと。
すっかり明日の午前中と思い込んでいたので、一瞬、頭の中が空白になってしまった。
当初は、自分が搬入日だと思い込んでいるスケジュールだったのだが、途中で、変更が入り、この日は予備日になっていた。
随分前に、ちゃんとメーリングリストで通知がきていたので、目を通している筈なのに、最初のスケジュールがインプットされたまま、きちんと焼き付けまでされてしまっていた。
続けて別の会員の守口技校生の連絡担当の方からもお電話をいただく始末……。
一応、予備日として設定されていたので、会期前に搬入できれば問題がないにしろ、なんだかもう恥ずかしいやらなにやらで、しばし呆然としてしまった。
この展示会のテーマに合わせた新規軸(……あくまで自分視点)が思いついて以来、そちらに夢中になってしまい、ついついそういう事務的なことをうっかり横に置いてしまっていた。(参加費納めるのもうっかり忘れていたしね。)

まあまあ、かといって、でき上がってないもの持っていく訳にもいかないので、気を取り直して続きにかかる。
セットで出展するので、必然的にアイテム3点同時進行になっているので、若干混乱気味にもなるが、頭の中整理しながら進めていく。
なんとか明日の朝までには大丈夫でしょう……。(やっぱりギリギリまで粘るつまりか!!)
今日はそんなとこ。

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2006年12月03日

恒例、木の暮らし研究会の木版画教室

ということであったが、こんな状況で、ちょっと時間もとれないので、会長不在時の会場の番だけ頼まれて出かけたのであるが……。
まあ、例年のことですし、ここまできて黙って帰るのもなんだし……。
ということで、比較的簡単に彫れてカッコイイ干支の図柄を急遽デザインし、さくさくっと彫って、刷り上げてみる。
これが、版画の先生も悔しがらせるなかなかの出来になってしまった。
(まあ、そういう点では、こっちのほうが一応はプロということなので、先生スミマセン。って、どれだけ高慢なんだ!?)
これだけの短時間でさくっと仕上げた割にはというか、かえってその効果がうまく活きた版画ができあがった。
感性的には、今日は、比較的当たりのほうかな……。
でき上がりは、『ちいさな木の工房通信新年号』のトップページのイラストをお楽しみに。(って、どれだけ高慢なんだ!? って、しかもそれはいつの更新だ?2月頃か!?)
ということで、今日はそんなとこ。(おいおい、仕事は?)

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2006年12月02日

旧友来る

以前、童具デザイナーの和久洋三先生のスタッフをしていた頃、職務でおつき合いがあった童具の制作している木工所の社長、ちなみに同学年の四十前同士が、仕事の打合せにかこつけて(夕食のお酒の席で聞くと、どうやら本当にかこつけてだったらしい……。)わざわざ朝一の飛行機で訪ねてきてくれた。

たまたま彼の会社にローテーブルの制作の依頼があって、その時に自分の顔がふと思い浮かんで、数年ぶりに連絡をくれて、ついでにその仕事の依頼もくれて、ついでに数年ぶりに顔を見に来てくれた。

そんなことで打合せはそこそこ、時が飛んで、久しぶりの再会での夕食に、地のお好み焼き屋さんへ。

そんな酒の席での話になるが、
仕事でおつき合いがあった当時は、お互い今より尖っていたのと、職種上の立場の違いから、話が噛み合わず言い争ったことがあったらしい。
今でもそうだが、それ以上に二十代の頃は、屁理屈こね回して人からちょくちょく疎まれていたので、それがある意味当たり前だったこともあり、そうするとそんなこといちいち覚えていられないので、そうだったっけと、うそぶいてみると、なんたって自分のことをあの頃は嫌いだったとまで言い放ちやがりましたからね。

それが、数年経って、お互い立場も意識も少しは変わったのか、成長したのか、きちんと会話が成立している。
彼曰く、会話のキャッチボールができるようになったと。
久しぶりに会うと、よく少しは丸くなったと言われるが、年齢的なことで勝手に丸くなったという訳でなく、もう一歩前に進めるよう、自分としても少しは心掛けているつもりでもあるのだが、やっぱり歳のせいか。
それでもいい意味で変わってないとも。
ある意味、譲れないところが強くなった分、譲れるところもまた多くなったのかもしれない。

話の内容はオフレコであるが、話していると、どうもこのタイミングで彼とこうやって話さなければならなかったことのように思えてくる。
人と人との関わりの中で、自分の立ち位置のようなものを感じえざるえないような……。
それは一見、たまたまのようでありながら、一方で必然だったのかもしれない。

まあ、それはちょっと考え過ぎかもしれないな……。今日はそんなとこ。

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2006年12月01日

師走

金属加工の江原さんから連絡が入り、お願いしていた部材が完成したとのこと。
午後から、受け取りに走る。
工場へ着いて、早速、拝見させていただく。
これは、なかなか、なかなかな感じ。
あとは木部の仕上げと、細部の納めかた等々。
さて、これが新機軸になるか、こうご期待……。(まあ、さして期待せずに見守るとしよう。)
今日はそんなとこ。

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