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2006年10月31日
きゃー、勝手に10月終わらせないでー!!
という心境です……。
先日購入した平カンナ2丁をざっと仕込んで、早速導入。
特にこのお誂え(台だけ)の一枚ガンナは思惑通りで気持ちいい。
研ぎ上がった硬めの刃が木口を削ぐように削れて気持ちいい。
木口削るのには、やっぱりそれ用が入り用ということでしょうか。(あんまり舞い上がっている場合ではない……。)
ぼやぼやしてられません、追い込みです、集中です。
今月はそんなとこ。
2006年10月30日
お疲れ……。
怒濤の週末でちょっとお疲れ気味。
手つかずになってしまっていた事務仕事とか、業務連絡とか、後処理にも追われ気味……。
な、今日はそんなとこ。(これじゃあ、いつまでたっても懐は潤わんな。)
2006年10月29日
材料整理
置場の都合で、材料の整理と処分をしなくてはならなくなり、売るに売れない、捨てるに忍びないという材を最近、コミュニケーションのあった自分より若い年代の木工制作者お二人に声を掛けて、ちょっとした手伝いと、お昼ごはんと引き換えに、有無を言わさずすべからく材を持って帰ってもらうことにして、その作業。
仕事を始めたころ、いろんな材木屋さんで、訳ありで分けてもらったリしたものの、なかなかタイミングが合わないまま使いこなせずそのままになっていたもので、決して差し上げるなんていえないレベルのものがほとんどであるが、用途次第ででまだまだ使えるところもあるし、そういう材から使えるところを取りだすことで木取りのことも知ることができる。
なんだかんだで、各自、軽トラにほぼ満載ぐらいの材が整理できたが、年末までに、もう一車、二車分ぐらいは整理しないといけない。
あまり期待していただくと裏切ってしまうとなんなので、大きな声では言えませんが、もしご入り用の方がいらっしゃれば、整理のお手伝いと昼飯をごちそうしてください。
なんかまあ、この週末はそんな感じでバタバタとしておりました。
今日はそんなとこ。
2006年10月28日
子ども会の野外活動
地域の子ども会のイベントの野外活動で、薪の提供とカマドで火の番と焼き芋担当に男手が必要ということで、お手伝いに出かける。
我々の感覚では野外活動には、カレーと相場が決まっているのであるが、昨今はミネストローネ&まきまきパンなどという、ハイカラなメニューに様変わりしていたりする。
昨冬、エセ薪ストーブで随分薪を燃やしたので、炎のコントロールには多少慣れたもので、ミネストローネの調理の際に薪を燃やしながら、焼き芋用の炭になるなと思ったら、その炭でまきまきパンを焼きだしたので、人数分焼き上がるころには、炭も燃え尽きてしまう。
用意された約40本のサツマ芋を焼くだけの炭をつくるのも、今更ちょっと考えにくいし、そこまでの疲れもあって、焼き芋は諦めようと提案したところ、背後からカミさん含め、子ども会の運営委員のお母さん方のプレッシャー(冷たい視線)を感じ、後に引くことも安に許されず、ダメ元で覚悟を決めて持参したプレナー屑を燃やしてなかば強引に炭にして、やけくそ気味に大量の焼き芋づくりにチャレンジする。
まあ、多少のあれはあっても、取り敢えず食べられるものができた。
こういう意味では、本番に弱い割に、なんとかなるさでかかると、案外なんとかしてしまうのよね。(自慢かそれは、しかもそんな大層なものか焼き芋が……。)
煙りまみれの今日はそんなとこ。
2006年10月27日
form room osaka でした。
先日、再会したデザイン専門校時代の恩師、プロダクトデザイナーの秋田道夫氏が東京で開かれている私塾的セミナー(KAKUちゃんこういう泥臭い言いかたはしちゃダメよ。っていわれそうですが……。)の『form room』というのがあるのだが、それを大阪でも、という声にこの度、お応えくださり、夏頃からその準備を事務局ということでお手伝いさせていただいていたのであるが、ようやく本日、第一回目が無事開催の運びとなった。
ということで、夕方頃から大阪入りされた秋田氏と大阪市内で合流し、買い出しやらなにやら、ご一緒させていただき、秋田道夫の日常の生態を至近距離で観察させていただき、これぞカッチョイイオヤジの立ち振る舞い、デザインとは人となりからをリアルに垣間見させていただくことができた。
会場の方も、我々の力及ばずの告知にも関わらず、やはり秋田道夫氏という存在の持つ力でこちらの予想を上回る参加者にも恵まれ、第一回目という不安もなんのそので、多少のあれはあってもなんとか無事進行することができた。
一応、事務局ということであるが、授業(授業でいいのかな……?)のほうにも参加させていただくが、学生時代の秋田氏の課題でトラウマになってしまっているのか、自分らしくない方向性で下手に受狙いを意識しだすと思考が止まるという、またあの頃と同じような落とし穴の轍を踏んでしまい、まあ、秋田道夫の『form room』ということを意識しないでという、少しの意地っ張りのせいで、逆に変に意識し過ぎて、素直に手のひらでくるくると踊ることを楽しめなかったという感じ。(訳わからんという意味では、ある意味状況は伝わっているか……。)
なんというか、場数がたリていないというか、普段の仕事の中で自分の土俵に慣れてしまっているというか、まあ、緊張しいでアドリブに弱いというところも災いしているのか、まだまだ青いアマちゃんね。ということです。
そして、また思い知らされました。
次回は、来月、京都で遠足と、らしいノリで決まりましたので、ご興味のある方、是非ご参加ください。
秋田先生、お忙しいところ、我々の声に応えてくださりありがとうございました。
事務局の皆さまもお疲れさまでした。そしてまた次回もよろしくお願いいたします。
高く豊潤な山々に恵まれていることに感謝して、また日々是精進。今日はそんなとこ。
数日後、頭の中を整理してから、ちょっとらしさをプラスして、改めて「イニシャルロゴ」考えてみました。
2006年10月26日
まあ、いろいろと……。
午後、例のジェラート屋さんへ、先日お見えになった日根野谷さんがまた展示をされているそうで、ジェラートを食べに(展示を見にじゃないのか!?)カミさんと出かけるが、お店の前に定休日の文字が……。
不用意で調べていかなかったのが悪かった。
有りがちとはいえ、無駄足踏めば、それは単なるロス。
夕方、三木の鍛治屋の高田さんが、毎度お祭り明けのだんじり大工、彫刻屋さんへの御用廻りのついでに寄ってくださった。
タンバで、テーブルの甲板の木口削り用に寸四の小ガンナの鉋身を一枚で少し軽めの台に仕込み直していただくよう注文していたのを納めていただく。
自分は、あまり手が大きくなく、昔から握力も強いほうではないので、一般的な寸六の平ガンナだと、コントロールしずらい場面があり、鉋身が小ガンナというのは、こちらのほうが同じ幅でも鉋身が薄いので、それも少し軽量化につながるという意図である。
早速握ってみたところフィーリングはなかなか、片手で持ってコントロールしやすそう。
いままで無理に普通の台を使っていたのであるが、もっと早く対処すべきであった……。
仕事は道具あってでございます。
手仕事の道具には増々、厳しいご時世かと存じますが、なるべく頑張って使いますので、どうぞよろしくお願いいたします。今日はそんなとこ。
2006年10月25日
なんでだ?
電動カンナでの横ズリの跡を平ガンナで均していく。
いつもよりカンナの刃が切れ止むの早い気がする。
なんだか、しょっちゅう研ぎ直している。
なんでだ……?
早く研いだら、早く切れ止む……のか?
そんな極端なこともないだろうが。
なんでだ……、今日はそんなとこ。
2006年10月24日
業務日誌
天板削りの続きと午後から来客。
堺市で工房を構える『木工舎 日根野屋』の日根野谷さんが、アトリエへ足を運んでくださった。
彼は、『神戸ものづくり職人大学』というところを卒業され、この6月からフリーで活動されている自分より10歳ほどお若い制作者のかた。
堺市のジェラート屋さんでミニ展示会をされていたのを拝見したのをご縁に、某mixiでちょこちょことおつき合いさせていただいている。
しかしまた例に漏れず、自分のことを棚にあげて、相も変わらずのご講談。
最近、特に、この年代の方で、なにかしら木工、家具づくりに関わる自分より若い世代の方々と巡りあう機会が多いのだが、各人それぞれ、いろんなスタンスでご苦労というか、悩みながらも頑張っていらっしゃる。
さすがに、モノづくりを生業にと思い立ってまがいなりに15年ちょっと過ごしていると、もうその段階は卒業しているつもりであるので、まあ、ひとつの通過点として体験談的にアドバイスのようなお話をさせていただくわけであるが、話ながらも、自分のほうもだんだん若さだけのつもりでいちゃダメだと、発奮というか、誡めというか、そういう気概を目覚めさせていただいている。
いずれにしても段階的に今は今の悩みというか、苦労があるのよ……。
あとは、カミさんの○○歳のお誕生日にここのケーキを買って、手土産にいただいたここのジェラートを持って家に帰る。
ガナッシュケーキにジェラートを添えて甘味三昧、今日はそんなとこ。
2006年10月23日
平面の誘惑
天板削りの続き、といっても、ここまで実はほとんど進んでいなかったりする……。
ので、本腰据えて作業にかかる。
でもまあ、こういう板は、いきなり分落とししすぎるのもよろしくないので、ある程度気持ちと時間に余裕を持ってかかるほうが良い。がしかし、それも無計画に度を過ぎると懐に余裕が無くなる……。
そして、方針を決めて削りだせば、決して迷ってはいけない。
もうちょっと削れば少しでも捻れが取れるとどうしても欲が出て迷いが生じるが、それをしだす結局止めどなく平面に近づけたくなり、結果どんどん厚みが減っていってしまい、我にかえる頃には、覆水凡に還らず……。
平面にしたければ、最初からバーチカルモルダーを通せばいいではないか。
以上、天板削りの心得。……なんて、今日はそんなとこ。
2006年10月22日
今日はお出かけ
Jクオリアの松下氏と京都で指物職をしている友人と共に、大阪ウッドテクノロジーフェア 2006へ出かける。
以前は、大阪木工機械展という名称であったが、今回よりその名称は完全になくなったようである。
6年前にはじめて出かけた時にすでにそうであったので、だいたい予想はしていたが、そのときより、というか、もうほとんど大型オートメーションの機械の出展であったが、まあ一部、興味のある有用な情報も得られたし、最新のウッドマシニングとやらにも触れることができ、それはそれでそれなりにそれであった。(なにその回りくどい表現は……?)
その後、そのまま三人で芦屋にある『ぎゃらりー藤』で三重県名張市の家具工房『家具の音楽』の名嘉眞氏も出展されているグループ展『プレ・プロップス展』へ。
大阪でも著名な家具工房『ZOO』の永田氏が発起人となられて昨年より開催されているクラフトフェスティバル『Prop's Festival』の前哨戦的位置付けだそうで、『ZOO』さん門下生の木工関係の方々が中心のグループ展となっている。
一番弟子でご近所の工房『Yoi』の吉田氏ともずいぶんとお久しぶりにお目にかかり、ご師匠である永田氏もご紹介いただきご挨拶させていただく。
他にもSIGNの湯浅氏や虹紙和田氏などお目を通させていただく。
本番は、11月3日、4日、5日の三日間、場所は大阪門真市の北巣本保育園 芝生グラウンドだそうです。
また、お邪魔させていただきます。
今日はそんなとこ。
2006年10月21日
同じ穴の……。
お昼から八尾の丸一木工所の二代目さんこと谷本さんが、忠岡への納品の道すがらということで、お土産片手にお立ち寄りくださった。
今回はネットのことでお話を進めるはずだったのであるが、案の定、場所をアトリエに移動しての木工談議、情報交換に花が咲いてしまった。
しかも、納品前だというのに相当に足止めさせてしまうし。
しょうがないか、結局は木工という名の同じ穴の狢……。
今日はそんなとこ。
2006年10月20日
日記デビュー(カミさんが……。)
板を削るのに、しばし板を眺めて、方針を決める。
お店で見た時より、長さを長く使うことになり、これが思ったより捻れに影響して、これを正直に追っかけすぎると厚みが結構落ちてしまうことになる。
厚み重視、捻れやんわり風味で。
それでも、極力捻れの影響を減らす為、仕上がり長さぎりぎりまで先に寸法をカットする。(もうこれで、これ以上の長さ方向への変更は、短くしかできません。)
カミさんが、日記でサイトデビュー!?
予々、コンテンツが足りない(単に自分の努力が足りないだけ……?)のと、ちょっと色味をかえるのに、なんか書いてと頼んでいたところ、ようやく名実共に重い腰を上げてくれたのであるが、どんなもんでしょう。
http://www.kinokoubou.com/kakumaki/
今日はそんなとこ。
2006年10月19日
さてと……、
午前中、サイトの更新をサーバーにアップしてしまう。
次の仕事にかかりはじめるのに、削る板を眺めながら、ふと回りを片付けたふりをしたりする。
うーん、いい板だ。
削るのが惜しいぐらい……。
んなこたぁないか。今日はそんなとこ。
2006年10月18日
呟いてみる。
午前中、小学校の授業参観があり、リツキの学校での授業風景をまだ観たことがなかったので、時間をとって学校へ。
あれですね、弟というのは、お兄ちゃんと違って、何でもそつなくこなすもんですね。
なにかと不器用な自分からすると、ある意味感心してしまいます。
まあ、逆に親の顔色見てるなと気遣う面もありますが……。
お昼前に戻って、続きをする。
しかしまあ、こうも毎日毎々駄文を書いていると、そっちで絞り出してしまって、本番用の気の利いたコメントもなかなか思い浮かばなかったりするものです。
ここでも海の苦しみか……。(まあ、その海ではないことは気付いてのことだろうけど。)
夜中までだらだらやってないで、とっととやって、天板を削り始めないとね。
と、つぶやきながら、今日はそんなとこ。
2006年10月17日
結婚記念日
仕事の合間なこともあって、また、次のお客さまがカミさんのお友達という融通の利くことに甘えて、先にサイトの更新作業をしてしまう。
実は、ネタ的に今まで出てこなかったのだが、10月17日は私とカミさんの13回目の結婚記念日だったりして、カミさんから数日前に、念を押されていたので、ちょっと早めにしまって、クルマで少し走った和泉中央にあるTVチャンピオンのお店『菓子工房 T.YOKOGAWA』でケーキを買って帰る。
ケーキといえば、10月は、また一週先にカミさんの誕生日が控えていたりするので、そこそこのケーキにしておく。
にしても、なんだかんだで13年……、まあ、なにもなければ子ども達が成人したり、結婚したりして、はたまた孫なんかできたりすれば、今の倍以上、一緒にいることになる訳であるが、それでもやっぱり13年。
おつき合いいただきありがとうございます。
まあ、こんな中途半端な年数になにを思ってこんなこと書いているのか、当人もいまいちわかってませんが……、今日はそんなとこ。
2006年10月16日
道具の仕込み
次のお仕事に取りかかる前に、先日の浜田学級で学んだ事を手元の道具にフィードバックしておく。
まず、追い入れノミ一揃えの鎬をグラインダーで丸く隙とって、裏表研ぎ直す。
砥石との接点が減る分、あたりが慣れないとちょっと不安定に感じるが研ぎ上がりのスピードが格段に変わる。
そして、材への喰い付きも格段と良くなる。
ノミの切れが良くなったところで、荒削りに使うカンナと小ガンナの刃口を埋める。
切れた刃と、刃口がきちんとしていれば、あえて裏刃が無くても大丈夫な事に改めて気付かされる。
まずは、マネから……。
今日はそんなとこ。
2006年10月15日
今月も半分過ぎ……
朝から、事務所に居なくてはならない用事があって、出かける。
あれこれしてお昼過ぎ、仕上がっている板を梱包し、発送に出して家に帰る。
夕方、我家の子ども達が体操教室でサッカーにハマっていて、その練習用のボールを買いに出かける。
郊外型大型スポーツ量販店にでかけるが、サッカーボールを置いているコーナーを見て驚いた。
我々が普通サッカーボールと呼ぶ所謂白黒パンダ色のボールが一切置いてなくて、ちょっとこう派手目の、なんでどうしてこんなカラーリング!?的なボールばかりで、一瞬、見るべきところを間違えたのかと思い、改めて店内を探して回ったぐらいである。
電動工具ですら、あのスタイリングですから、なにはともあれ今はそういう時代なのでしょうか……。
まあ、お買い得処分コーナーに、ちょっと好みのクラッシック風の獣が横っ飛びマークのスニーカーを見つけて、こういうのはある時買っておかないとと思い、便乗して買ってしまったのは、ご愛嬌。
(この間もそんなこと言ってなかったか。)
そのスニーカーを買い替える時に、気にいったの無かったら困るでしょ。
(こういう時だけ、用意周到なのはどういったものか……。)
まあ、足元はお洒落の基本ですから……。処分品ですし……。
今日はそんなとこ。
2006年10月14日
続きの仕事
トチの耳付板に写真や文字を印刷するという素地をつくるので、サンディングで素地仕上をする。
普段は削り仕上げをして、あまり力のこもったサンディングをしないので、久しぶりに粉にまみれる。
油断してましたが、サンダー使う時は粉塵対策は必要でした、カラダの為にも。
明日梱包して発送いたしますので、今日はそんなとこ。
2006年10月13日
トップのイラストひとつでもう……
トップのイラストをリツキ画伯に描いてもらおうと、秋をテーマにということで、モチーフに好物の栗を買って、裏山で拾った栗のイガを持って帰る。
普段の調子で細かい絵を描いているので、もう少し大きく描いて……と、ぽろっと余計なひと言を発してしまうと、今描いてる絵を消して泣きだしてしまった。
あまり無理強いしても、また描かされた絵との鋭いネタバレをしてしまうので、若干こちらも途方にくれてしまいそうになるが、もしかしたらこのヒトは結構そつなくこなす分、細かい絵は結構描けていても、ダイナミックな絵の描き方自体がわからないのではないかと思い、ちょっと聞いてみると、うんと頷くので、それじゃあ一緒に練習してみようと促してみる。
筆記具も色鉛筆ではなく、クーピーペンシルに持ち替え、鉛筆持ちではなく、デッサン風の持ち方に替えて、一緒に丸とか四角とか描いてみる。
ひとりで描かせると、いまいち調子が掴めない様子を端で見ていると、ついクセで紙に近づいて描こうとしていることに気付き、椅子の上に膝立ちの姿勢で、肘を延ばし気味で全体を見ながら大きく描いてみようとアドバイスしてみる。
多少、線も歪んでもいいから、細かい事は気にせず力強く描いてみようと促し、このヒトは次男のせいか、結構親の顔色を見て気を使うところがあるので、なるべく描かせないようにこちらも気をつけ、お互い気を使いあう。
少し色々描いてみて、いざ本番となると、柿を描くというので、それは現物が無いのでイメージで好きに描いてみようと、空いたスペースに栗と落ち葉を描くというので、それじゃあ庭に落ち葉を拾いに行ってみようと調子付ける。
巨匠は扱いが難しい……。今日はそんなとこ。
2006年10月12日
また、他愛無い日々の出来事で……。
炭箱の塗装をしてしまう。
トチの天板用の板が届くが、手をつける前にショートスパンのお仕事を先にひとつ手がけてしまうことにする。
先日、浜田学級でカンナの台直しに推奨された面なおし器を注文したが、手元に届いたそれは、浜田工房で使っているのと同じメーカーの現行品な筈であるのに、ガラスの厚みが、先生のは15年前の出始めのタイプで8mmだったのが、これは3mmになっていて、買うならガラスの厚いほうが良いと言われていたのでちょっと当てが外れてがっかり……。
台がスチールでしっかりしているので、歪みは問題ないと思うが、取り敢えず使ってみてから。
今日はそんなとこ。
2006年10月11日
なんてことはない平日
先日、天板の仕入れにご一緒したカミさんのお友達のお宅に改めてお伺いして、テーブルの長さと脚部の仕様を決定する。
椅子のデザインも詰めないといけないし、ご依頼いただいている別のお客さまへのご提案用のデザインも考えないといけないし……。
頭の中の奥底から、こう、湯水のように湧いてこないものかと思う。
まあ、そのつもりでいる限り、枯渇はしないんだろうけど……。今日はそんなとこ。
2006年10月10日
10/10って、体育の日じゃなかったか。
午前中、二日空けた分の事務仕事。
昨日のおさらいとやり残していきた宿題をやって、というか、それをしないとカンナが使える状態にならないので……。
組立てておいた炭箱の部材の目違い払って、本体の組立て。
うーん、あれこれ他の用事が割り入っていることもあるが、ボリュームの割に時間がかかり過ぎている。
やれやれ、今日はそんなとこ。
2006年10月09日
浜田学級
朝、少し早く目覚めて、泉神社までちょっと散歩して、名水で顔を洗う。
朝食に奥さまの焼かれた食パンをご馳走になり(普段は浜田氏が焼かれていらっしゃるそうです。)、工房へ向かう。
授業開始で、はじめに今まで使っている道具のチェックを受ける。
関西家具インテリア業界の神さま的存在を前に、普段の通りにやってみてとの言葉にも、あまりに緊張して、カンナの刃もろくすっぽ出せないような状態に陥りながら、震える手でいままで通りをやってみるが、案の定、やること為すことかなりダメ出しをいただいてしまう。
自分の場合、技術校で教わった教科書的方法に、それに個人の悪いクセが入ってしまっていて、そこがやはりネックになっているようである。
そこをひとつひとつ手取り足取り違いを教わりながら、矯正していく。
前々から、気がかりなことのひとつであった技術校の教科書や書籍での記述と、古き良き時代から家具製作の現場で叩き上げられた職人さん道具の仕込みかた、使い方とのギャップが大きいことを改めて知り、そういうことは、考えて解決できることではなく、見て習ってようやくわかることであると思えば、まだまだ触りの一部ではあるが、引っかかりが少し取れて、ここに参加させていただいただけのことはあると実感する。
また、ごいっしょだった若い生徒さんが、イームズのアームシェルチェアとツーピース・プラスチックチェアの部品を持ち込んで、リストアの方法を教わりながらされているのを見て、はじめて触るはずの椅子のそれを教えて「これでいいんやろ。」というしびれるひと言とともに完成させてのしまう浜田先生はやはりただ者ではないとあらためて思い、次回、彼はFRPを使って、シェルチェアのコピーを先生の「できるよ」のひと言で冗談のような流れで制作することになり、それもすでに加工プロセスが頭の中で組立ってしまっているというのが、また重ねて驚かされる。
折角なので、その日にもご一緒したかったのだが、残念ながらちょっと予定が合いそうにない。
これを如何に実務にフィードバックさせていくか、というのが課題になる。
今日はそんなとこ。
2006年10月08日
工房訪問(するほう。)
朝9時に滋賀県米原市の浜田工房へ到着するように出かける。
そこで、浜田由一氏と工房のオーナーさんと合流し、先だって浜田氏にご紹介させていただき、氏の教室で学ぶことになった若者の滋賀県甲賀市の山の中にある工房と名古屋の宮本家具工房を訪問する。
たまたま浜田学級に参加させていただく予定をメールで確認させていただいたところ、その日はそういう予定が先に入っていらっしゃるということで、受講日を翌日にしていただき、折角そこまで走るのならと、無理をお願いして是非ご一緒させていただければというのが、ことの経緯。
宮本家具工房には、なんだかんだでちょくちょくお邪魔させていただいている気がするが……。
夜は、おまけに厚かましくも浜田氏のご自宅に宿泊までさせていただいたりして、今日はそんなとこ。
2006年10月07日
町内のお祭り
仕上をかけて、組立て
クランプかけるのに、急遽、傾斜にカットした時の端材で当て板をつくる。
こういうのは、ちゃんと段取り考えて、予測して準備しておかないといけない。
お昼過ぎ、町内のだんじり祭りのお宮入を家族で観にいく為、早じまいする。
思えば、ここの祭りのお宮入を観るのは、この町に引っ越してきた子どもの時分に数回観て以来になる。
事情通な方なら、何故に?どう言う風の吹き回し?と思われてしまうかもしれないが、ほんと、子どもが行きたがらなければ、多分、一生涯、この光景を観にくることもなかったかもしれない。
でも、学校のお友達が、お祭りの装束で威勢良く走っているのを傍目で観て、心無しか疎外感のようなものを感じている子どもの姿をあの当時の自分の姿に置き換えて見ると、やはりなんだか心苦しい。
祭は観るものではなく、参加するものなんだな。
まあ、日頃の地域活動やらの祭を維持していくバックボーンを考えると、祭の美味しいところだけ参加したいと言うのも、虫の良過ぎる話ではあるが……。(ほんと祭りにいい思いがないんだな?)
祭り祭りも良いけれど……。今日はそんなとこ。
2006年10月06日
優先順位
うーん、進んでいない……。
ちょっとあれこれはまってしまい、結局どれも中途半端。
手をつける前に優先順位をつけてください。
……今日はそんなとこ。
2006年10月05日
仕入れ紀行
次のお仕事で制作するダイニングセットのテーブルに使う天板を探しに、ご近所で、カミさんの子ども繋がりでのお友達にあたるご依頼主さまと、二人では間が持たないとなんなのでカミさんも一緒に三人で岐阜の上杉木材店さんまで出張。
独りだと気持ち走る距離も、横と後の座席で話が弾んで、なんとなく小旅行的でいつもより早く感じられる。
ここの倉庫は、何時来てみても相当なストックがあるので、優柔不断な自分の場合、板一枚選ぶのに丸一日は迷いそうなものであるが、お好みの傾向とご予算に合わせた板を、社長が引っぱりだしてうまくご提案してくださったことと、ご依頼主さまが即断即決のタイプだったこともあり、意外と感じるぐらいすんなりとお好みの一枚が見つかった。
ショールームで上杉社長の奥さまにごあいさつさせていただき、カミさん達がお互い子ども達を置いてでかけているのを気にかけず、すっかりいつもの調子で話込んでしまい、申し訳ないことにちょっと帰りが予定より遅くなってしまった。
いい板が見つかったので、活かせるか否かは、後はこちら如何……。
楽しみでもあり、プレッシャーでもある。今日はそんなとこ。
2006年10月04日
ダメダメ君
中断してしまっている炭入れの残りの加工をして、水引き養生。
仕上のカンナをかけて、組立て……とまでいきたかったが、ちょっと気持ち的にムリでした。
モチベーションを上げるのも仕事のうちなのであるが、ひとつ仕事納めた直後はちょっと……。
それでもやるのが仕事だと指摘されてしまうとぐうの音もでません。
お恥ずかしい……。今日はそんなとこ。
2006年10月03日
そして業務日誌
明け方、仕上がったテーブルを塗装にかかる。
午前中、次のお仕事の依頼主であるご近所のカミさんのお友達が、テーブルの脚を決める参考に完成したハイ&ローの脚を見にカミさんと一緒に来てくださったので、他にもあれこれ椅子のことなどお打合せをする。
お昼過ぎ、完成したテーブルを積み込み、大阪府枚方市のお客さまのお宅へ向かう。
今回のテーブルは、一人だとちょっと重いが、男手を必要とする程、重くもないボリュームで、運転を替わってもらう距離でもないので、珍しくカミさんと二人で出かける。
フリーの木工稼業の場合、こういうのも普通だと思うのだが、うちの場合、結構珍しい。
途中のクルマで話していたら、多分、3〜4年前に一度行ったきりではないだろうか。
お宅に到着、搬入し、脚部の組替えのデモンストレーションと説明をする。
このテーブルは、この機構に関しては、自分の知る限り他に類を見ないので、これがちょっとした見せ場なのだ。
毎度のことでお恥ずかしいが、当初の予定より随分、お待たせしてしまいましたが、お客さまのご希望、ご期待にお応えできたようで、喜んでいただくことができてこちらもホッとする。
戻って、片付けもそこそこ、睡魔に勝てずクルマのシートを倒して爆睡。
今日はそんなとこ。
2006年10月02日
さて日常へ
お出かけの間に月も変わっておりまして……。
戻って、あれこれ事務仕事をいたしまして、テーブルを仕上げる。
……のですが、なかなか気分の切り替えもできず、引っぱって引っぱって、追い込んでようやく重たいお尻を上げる。
結局、夜中の作業。
甲板などへの仕上のカンナがけは、あたりが静まりかえった夜の時間帯のほうが、なんとなく気分的にも集中できて好きなことは好きなのである。
生活サイクルの乱れと引き換えにはなってしまうが……。
今日はそんなとこ。
2006年10月01日
アート・クラフトフェスティバル in たんば 2006 その二日目
朝から雨がぽつぽつ……、そして結局、終日、雨模様……。
撤収間際に、雨足が強まるのも、もうなんかここに来ると仕方がないことか。
ちなみに今日は、昨年の夏、工房に遊びに来てくださったギター職人の方がご家族で立ち寄ってくださってうちのカミさんも交え一年ちょっとぶりにお話をさせていただき、Jクオリアの松下氏がついでに顔をだしてくれたり、ブースを放ったらかしにしてふらふら出歩いていると
木工会の会員の若者二人に声をかけられたので、ブースにつれ込んで話したりと、なんかそんな感じでぼちぼちと時を過ごす。
まあ、仕事である以上、イベントへの参加も費用対効果という意識を忘れてはいけないことはやまやまであるが、関西地域で随一のクラフトフェスティバルということもあり、同じ関西在住の制作者として、「参加することに意義がある」ということではないけれど、たまにしか外にモノを持って出ないタイプなので、年に一度ぐらい、このような場に出かけることも、単純なソロバン勘定でないところで意義のある活動と考えたいというのは、ちょっと職業人としては言い訳がましいだろうか。
まあ、ご依頼のひとつでもいただければそういう意味でも言うことはないのではあるが……。
主催者、事務局の皆さま、ご出展の皆さま、お足をお運びの皆さま、どうもお疲れさまでした。
おかげさまで、楽しく二日間過ごさせていただくことができました。
綺麗にまとめたところで、今日はそんなとこ。(これで綺麗にまとめたのか?)