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2006年08月31日
はたまた月末です。
座面の仕込みをするわけであるが、今回、ひとつ試みとして、背板と座板を薄い板にし、そのたわみを利用してクッション性を持たせる構造にした。
が、
座面高を一定にするため、本体の幕板にかかる部分の基本の厚みを減らせないので、そこにかからない裏側をすいていきながら適度なたわみになる厚みを見つけ出す作業になる。
これが思ったより簡単にいかず、結構手間取ってしまった。
程良くたわむ厚みというが、以外と薄くなり、薄くするとまた加工の際にたわんだり、びびったりなかなか一筋縄ではいかない。
まあなんとか、ここという厚みを見いだして、あと一歩で完成というところで集中力が途切れ、睡魔にも襲われ断念。
結局持ち越しで、今月はそんなとこ。
2006年08月30日
あれよあれよと
なんだかんだで、もう月末。8月も終わろうとしているし……。
組み上げて、養生の合間に座板と背板の準備。
今月もこの仕事ぶりじゃ、他所であんな風に言われても仕方ないね。(これは誰かへのメッセージなのか?)
意識が足りませんよ、しっかりしないと。(意識だけでもだめなんだけど……。)
まあ、つまらん恨み言いってる場合じゃないな。今日はそんなとこ。
2006年08月29日
ええ、疲れてますとも……
とはいえ、仕事の糧とはなっても、金にはならない、それどころか持ち出しのほうが多いことに時間を使い過ぎている身では、そんなことを口にすることは許されないので、現場復帰。
制作の続きで、なんとか組み上げまで至りたかったのであるが、さすがに一服と思って椅子に座ってしまうと、もはや中年とも言える寄る年波には勝てず、そのまま突っ伏して意識を失う。
なんということ……。今日はそんなとこ。
2006年08月28日
丹波漆植栽準備ボランティア
漆の植栽準備ボランティアということで、丹波漆の里、夜久野町へ。
先日、漆掻き見学でお世話になった際に、ご案内いただき、お礼とまた今後のご縁という意味も兼ねて、参加させていただいた。
休耕田を利用して植栽されるそうで、今回は、若木を食べるシカを防ぐフェンスを張る作業。
漆芸を学ぶ学生さんや、地元の方々等が参加されていて、結構作業は捗ったよう。
翌日も、漆掻きや漆塗り体験等の行事が予定されていたのであるが、さすがにボランティアに平日二日充てる訳にいかず、今日のメインの作業のみ参加させていただくことにした。
ご参加のバラエティーに富んだ面々を拝見すると、懇親会にも参加させていただきたかったが、そうすると必然的に本日中に帰路につくことは不可能だと推測できるので、温泉だけ浴び後ろ髪引かれながら皆さんとお別れする。
その後、近くの養父市大屋町というところで工房を構える『家具工房Hobo'sWoodWorking』さんをご訪問させていただく。
若手木工制作者の悲哀とそして喜びをしばし語り合う。
ほんと頑張らないと。
帰り道、クルマを走らせながら、この夏、どれぐらいの距離を走ったのだろうか?とふと思った。今日はそんなとこ。(比例して仕事の量が少ないのではないのか!!)
2006年08月27日
夏休みの宿題にありがちな光景
じぶんちショールームのイベントにかこつけて、子ども達の夏休みの工作の宿題の手伝い。
課題である貯金箱をつくるのだが、箱の部分はシナの共心ベニヤでキットにしてと思っていたが、考えながら部材を加工していると、どうも子どもには組み立てるのが難しい構造になってしまい、結局箱組までして供給することに。
あとは適当に端材を貼付けて完成らしい。(既に創意工夫の余地もないのか。)
まさに夏休みの宿題にありがちな光景……。
まさか自分が……。今日はそんなとこ。
2006年08月26日
目覚めるとそこは……
日本平PAの車の中。
少し予定より早く進んでいるので、小田原の積み木職人の友人にアポを取って、彼が工房長を務める積み木の工房を訪ねる。
この春から稼働し始めた真新しい工房で、作業の工程を説明してくれる彼の手際は、普段から同じような木工機械を使った作業をしている目から見ても、これが職人のそれだと見て取れるもので少し感動を覚える程であり、友人という私の部分のほうをよく知っているから、余計に感慨深いものがあったのかもしれない。
そして、本来の目的である、東京世田谷のお客さまのお宅へお伺いして納品を済ませる。
残念ながら、おばあさまはご不在で、お目にかかる事は叶わなかったのであるが、ようやくあのケヤキが、カタチを変えてはいるが、新しいお家に運んでくることができ、2年越しになったが、そのお手伝いを無事に済ませることができ、ホッとするやら、寂しいやら複雑な心境。
その後、静岡県島田市に工房悠 杉山氏の工房をご訪問させていただく。
かねがね、一度はご訪問させていただきたいと思いながらも、その位置的に、この辺りを通るのが大抵いつも早朝か夜中なので、なかなか予定を合わせる事ができなかったのであるが、今回は、お昼以降に時間ができたので、折角の機会だと思い、失礼にも前日のアポイントで無理をお願いしてご訪問させていただくことになった。
氏のブログでも早速取り上げられている、届いたばかりのドイツ製の先進のハンドルーターを取り出して見せてくださったが、工房にある機械を拝見しても、マシンメイドとハンドメイドの両方に精通し、また新しい機械に対しても、その柔軟な姿勢は、職業人として本当に学ばされるところが大きい先人であると改めて感じさせられる。
で、また昨晩を逆になぞる予定で帰路について今日はそんなとこ。
2006年08月25日
また今夜から……
細部の加工を済ませ、部材に仕上げカンナをかける。
今晩からまた納品で東京へ向かうので、キリのいいところで一旦手を止めて、その準備。
実は、先週の道中の予定にしていたのだが、ちょっと思惑が空振りしてしまい、また今週ということになった。
そんなことで、少しでもコスト削減の為、ETCの夜間割引、深夜割引を利用して高速料金するよう、夜から走って、途中、車中泊してまた早朝から走るという予定にしている。
ということで、出発。今日はそんなとこ。
2006年08月24日
今日も通常業務
細部の仕様の見直し検討とその加工。
そして座板の木取り。
座板の微妙な厚みは、本体を組んでから合わせる。
もうこんな時期なのに、とりあえずサイトのトップページのイラストだけ更新して体裁を整える。(ここまで放っておいて、体裁もなにもないんだけど……。)
何も起こらないと起こらないで、それはそれでちょっと物足りない……、今日はそんなとこ。
2006年08月23日
なんだかもう……
仕事のほうは、暑い中でも、おばあちゃんの椅子をだいたいの加工まで済ませて、夕方、涼しくなってもう一息という時、カミさんからエマージェンシーコールが入る。
なにやら、フウタのクラスメートの男の子が家出をしてうちに来ているらしい。
家出といっても小学3年生のことで、しかも住まいも同じ区内の子なので、ちょっと叱られて出て行けという親の売り言葉に買い言葉で、家を飛びだしてきたという、よくありがちな話だと思ったのだが、なんだか虐待をほのめかすことを口にしていたり、物騒な内容の事も話しているそうで、カミさんもちょっと深刻がっているので、一応一家の主人として無視する訳にもいかず、仕事を置いて家に向かう。
そもそも、うちの様な極々平均的な一般家庭に、そういう関わりにくい複雑な問題を持ち込んで来てくれるな。と思いながらクルマを走らせ家に着くと、いまいち事情を掴めていない賀來家のお気楽兄弟が、普通に友達が遊びに来ているのと同じレベルで楽しそうに遊んでいるので、ちょっと拍子抜けするが、まあ取り敢えず、その子の話に耳を傾けてみると、まあまあ、お母ちゃん若い頃の名残りかちょっと血気盛んで、それ怒り過ぎという面と、君にも、まあそれなりに怒られる原因があるんじゃないの?という面があって、想像していたような修羅場的な事ではどうもなさそうで、ホッとする反面、ちょっとがっかり。(それはどういうこと?)
ひと通り、自分的な意見をその子にお話しし(多分、理屈っぽ過ぎて半分も伝わっていないな。)、お母ちゃんも心配している筈だし、ここに居てもなにも解決しないからと、しぶるところ電話番号と住所を聞きだし、カミさんに電話を入れてもらう。
案の定、電話の向こうでは、売り言葉に買い言葉で出ていったまま帰らぬ息子を心配する母親がおり、すぐにでも迎えに来たいが、土地感が無くて道がわからないというので、クルマで送る事にする。
お家の近くに行くと、すでにお母さんが外に出て座り込んで待っていた。
子どもの顔を見ると安心したのか、お母さんの目には鬼の目にも涙。(その表現はどうよ!?)
それを見たその子も、なにかを感じたようで、お家に帰るか、このまま、またうちに来るかと問うと、家に帰ると言うので、そのままお別れする。
帰り道、本当に虐待があって、後で大きな事件にでもなったら、何もせずに帰してしまった責任を感じるんだろうなあと、二人で話したのであるが、そんなこと取り越し苦労であって欲しい。
それより細かい家庭内の問題までは、普段から親しいおつき合いがある訳ではないので、どうともしようがない。そもそもこっちの方が問題を抱えているというのに。(特に父親の……。)
まあ、今回は結果としてもまったく表面しか見ていないので、なんとも言いようが無いのだが、結構複雑なそれぞれの家庭環境があって、家庭内の事件が頻繁にニュースになる昨今、今回のようなケースに直面しても、自分の経験則と体験でしか対応ができなかった訳で、これはこれでなんとも致しがたないのだろうか……。
なんとももどかしい。今日はそんなとこ。
2006年08月22日
もう通常営業
いつまでも日常に名残惜しさを引きずっていられないので、普通に仕事。
夜、子ども達が怖いテレビ番組を見るのに、カミさんが子ども会の役員会で留守にするからということで、早めにしまって帰る。
基本的に恐怖恐怖症(恐がりのことね!?)なので、この手のものはあまり見たくないのであるが、親の威厳ということもあり、強がって付き合って見ていたが、リツキも自分に似たのか、結構な恐がりで、ちょっと来そうな場面が近づく度に手で顔を被っていたが、そのタイミングを知らせる為に、目を凝らして画面を見ていなくてはいけないこっちの身にもなっていただきたいものだ。
驚かし系のオチは、読めていてもやっぱり慣れないな……。
勘弁して欲しい。今日はそんなとこ。
2006年08月21日
社会復帰
なんだかんだでこの三日間、夏休みになってしまったので、しっかり取り戻さないといけない。
しかし三日留守にしている、やらないといけないことも溜まってしまって結構にっちもさっちもいかなくなる。
続きの制作も早く納めないといけませんし。
こんな日に限って、カミさんが仕事で子ども達も出勤してくるから、また始末が悪い。
ともあれ、まずは頭の整理からか……。(そんな悠長な!?)
今日はそんなとこ。
2006年08月20日
ヘビーロード
二日酔い、いや三日酔いか!?
疲れもあって、目覚めが悪い。
子ども達が近くの滝へ遊びに行っている間に、昨晩の続きを酒抜きで。(実際には体内にアルコールは残っている訳であるが……。)
お昼前に、名残りを惜しみながら両氏とお別れし、友人宅へ。
途中、小布施に寄って、竹風堂で栗あんソフトを食べる。(甘味は欠かせないのね。)
あとは、グダグダとのんびり過ごし、夕方、帰路につく。
道は空いていても、距離は縮まらないのよね……。
うーん、さすがに疲れた。今日はそんなとこ。
2006年08月19日
そして長野へ
MWC.WORKSHOPの小林氏と以前より、掲示板その他、ネットを通じてお世話になっている工房酒杢の酒井氏が、折角だからと酒井氏の工房のお近くの山小屋をセッティングして、一席設けてくださった。
一戦交える前に、近くの蕨温泉でひと汗流す。
お二人ともお酒好きのようで、同じペースで飲んで話して、気付けば囲炉裏の框を枕に朝を迎える。
かくも出会いは面白く、素晴らしい。
またグダグダな今日はそんなとこ。
2006年08月18日
挫かれっぱなし
庭のケヤキのロッキングチェアを完成させ、そのままクルマで東京へ向かう。
今回の予定は、まず今夜、プロダクトデザイナーの秋田道夫氏に、ちょっと相談させていただきたいことがあるのでお会いして、その後、横浜へカミさん達を迎えにいって、翌日、その帰りの足で長野にいる友人を訪ね、また現地の木工家の方が一席設けてくださるというので、お呼ばれになって……、という、ほとんど夏休み旅行と言っていいかもしれない。
また、井本氏も埼玉のほうで用事があるということで、運転かねがね、また長野の友人というのが、彼のお姉さんのご一家なので、そんなこともあり、いつもの如くご一緒と相成っている。
そんなことで一路東京へクルマを走らせる訳であるが、最近知った情報で、伊勢湾岸自動車道を通ったほうが、名神ルートより距離が短くなるということで、そのルートを選択したつもりが、伊勢の文字ばかりが、印象深くなっており、ひと足早く分岐する伊勢自動車道に間違って入ってしまい、湾岸自動車道という割に、山の中ばかり走っていると思っていると、思いっきり伊勢内宮という表示が目に入り、そこまできてようやく間違いに気付く始末。ルート的にも同じ道を戻るしかなく、50kmショートカットする為に、約70kmを往復してしまうという情けない状況。しかも過去最長距離の迷子になってしまい、方向音痴にも程がある。
その上、道中程まできて、井本氏に連絡が入り、埼玉での用事がキャンセルになり、わざわざ辛い目見て運転する意味も殆ど無くなってしまい、もう出ばな挫かれるにも程がある。
あげく意味不明の地点で渋滞30kmにも巻き込まれ、御大とのお約束の時間に間に合わず、随分とお待たせしてしまう始末。
なんとか無事に秋田氏とはお会いでき、案件についてのお話は滞りなく進んだのが、今日は唯一の救い。
その後、飲みに連れていっていただいたはいいが、徹夜明けの向い酒が効いたのか、氏に見送っていただき、次、気付いた時には横浜みなとみらい。
土地感の無い井本氏が、よく辿り着いてくれたものであるが、時間を見ると結構紆余曲折が偲ばれて申し訳ない。
なんかもう、グダグダな今日はそんなとこ。
2006年08月17日
なんとかかんとか
ロッカーのソリを加工する。
サイズや位置について十分な検討をしてはいるが、それが計算通り、試作の通りのバランスに納まるか、実物になるまでは、やはりどこかしら安心できない。
無事に納まった時の気持ちといえば、ユニック……(それはもういいから!!)
すべての加工を済ませ、部材を削り仕上げして、組立てにかかって、眠れない今日はそんなとこ。
2006年08月16日
追い込みモード
にそろそろ入らないと……。(というか、すでに入っているような?)
だいたいの並行作業が済んだところで、スケジュールの都合上、ケヤキの椅子のほうを中心モードに移る。
仮組してフレームのバランスをみて、座部の制作にかかる。
座部を乗せて椅子のカタチになったのをみると、ユニック付のトラックに乗って……(いや、それは完成した時でいいから!!)
今回最大の難関?ヤマ場?を前に今日はそんなとこ。
2006年08月15日
業務日誌
日中の暑さには、屋内とか、陰日向とか関係なく、体力を吸い取られるようでほとほと参らされる。
木づくりして木目もはっきりとしたところで、改めて部材合わせをして墨を付ける。
取り合えず穴掘りまで。
今ここにある平和に感謝して、今日はそんなとこ。
2006年08月14日
木づくり
タイトル通りそのまんま。木づくりにかかる。
一見、機械まかせで地味な作業だが、部材ごとの状態、条件を確認しながら基準となる面やカタチをつくっていく大切な下地づくり。
たかが木づくり、されど木づくり。
集塵機の轟音とジョインターが木を削る甲高い音が、また暑さを際立たせる。
今日はそんなとこ。
2006年08月13日
まだ木取り(もう一脚編)
もう一脚のほうの木取り。
こっちは、まあ普段通りにストックから材を選って木取りするわけであるが、それでも、後、もう二カ所というところの材の選定で詰まってしまったりするのだから、なかなかうまくはいかない。(普段通りといっても、普段からこうだからね。)
木取りは伊達じゃない!!
今日はそんなとこ。
2006年08月12日
旧友来たりて
ハワイに住んでいる小中学校の時の同級生が帰省しているので遊びにきてくれた。
もうそれこそ学校を卒業して以来になるのであるが、数ヶ月前から、木工で色々検索している時に自分のサイトを見つけてコンタクトくれて、それ以来、向こうの木工関係のビデオや情報を送ってもらったり、メール等でほんと十数年ぶりに改めておつきあいしている。
ご実家が米田さんのつどい工房のご近所なので、迎えに行く流れで寄らせていただくと、以外なところで繋がっていて驚かされたりして、まあ、なんだかんだと結局お昼から、晩飯晩酌まで場所を変えつつ、あれやこれや話をしていた。
彼もゲーム関係のクリエーターで、オモロイ経歴でハワイに辿り着いているので、微妙に話に共通点もあってか噛み合ったこともあるのかもしれない。(本当は、単にいつもの如くひとりで話し続けていたからじゃないの?)
いやいや、結構話したな。
(仕事はお休みでしたか……。)
……今日はそんなとこ。
2006年08月11日
続・庭のケヤキの木取り
帯ノコで切りだしてみると、ここという部材から釘らしきものが出てきてしまったり、製材の時には運良く(今となっては悪いのだが……)避けられていたのだろうが、やはり一筋縄ではいかない。
それでもひと通り木取りした部材を並べてみると、世田谷までユニック付のトラックで丸太を積みに走った事から思うと結構感慨深かったりする。(それは完成した時の台詞じゃないの?)
まあ、まだまだこれからなんですが……。今日はそんなとこ。(ちなみにタイトルのつけ方がおかしいことは、スルーなのか!?)
2006年08月10日
木取りからはじまる
脚柱や貫などフレームになる部材は、虫食いや虚、胴割れ等を避けながら、セオリー通り、大きな部材から木取っていく。
予測はしていたが、結構歩留まりが悪くなる。
力不足で活かしきれなくなる材には心苦しいが、なんとか他からの補完なく一脚分を木取りするには、致し方ないのかもしれない。
丸々処分されてしまう事を思えば……というのを言い訳として。今日はそんなとこ。
2006年08月09日
さて……
なんとか2脚とも図面が描き上がり、いよいよ木取りにかかろうかというところ。
片方の椅子は、庭に生えていたケヤキをご事情で止むなく伐採しなくてはならなくなり、その思い出として残す為に椅子にするということで数年前からお預りしていたお仕事で、そのケヤキ材の限られた量と性の良し悪しもあって、まず単純に失敗したからと代替えが効かないことと、適材適所に歩留まりよく木取り墨をつけられるかということで、板を前にして、改めて事の重さを感じてしまった。
とはいえ、思慮はしても躊躇をしては木は切れない。
覚悟を決められるだけ板を眺める作業が必要になる。(そこでまた時間が……。)
この椅子にとっては、そこがかなりのウェイトになるのだから……。
ほんとにそれぞれ。今日はそんなとこ。
2006年08月08日
帰省だって
カミさんと子ども達の横浜への帰省が、ご実家の都合で数日遅らせていたのであるが、向こうの都合がついたということで、話より一日早く横浜に帰省しようかと朝、急にそんな話になった。
こっちは留守中ほとんど家に帰るつもりはないので、不在にできる段取りさえしてくれていれば別に構わないし、フウタもやたらと行きたがっているので、お留守にできるようにそれぞれの仕事をしながら、皆で協力して準備できたら行ってもいいと話すと、やたら皆で張り切りだした。
思った以上の反応に若干嬉しい様な複雑気持ちであるが、こっちもいった手前もあるので、新大阪まで送るから片付いたら連絡してと、一旦家を出る。
台風の心配もあるので、お昼には新幹線に乗りたいというので、そんな頃合でお迎えにいくが、平日の昼間はどこもクルマが多くて、新大阪への往復も実際の距離以上になかなか遠い。
しかし、家族のいない家ってなんか帰る気がしないというか、その必要性を感じないんだな……。(さっそく帰ってないな、お風呂ぐらいは浴びないと!!)
また盆暮正月恒例のしばらくの独り暮らし。今日はそんなとこ。(以上、延々と仕事の進んでいない言い訳でした。)
2006年08月07日
ふぅ……
なんとかようやく仕様をまとめて、図面に起こし、3Dに立ち上げてひと周りの雰囲気を見てみる。
ようやくひとつ壁を越えた。
が、にしても時間がかかり過ぎた……。
あっ、もう一脚の図面もないと……、今日はそんなとこ。
2006年08月06日
新しい動き
関西の工房家具業界にも新しい動きがあるようで、今回、この様な会が立ち上がったことを知り、予々、関西でのこのような動きを模索しておりましたこともあり、新たに末席置かせていただくこととなり、その懇親会がございましたので出席させていただきました。
またその懇親会というのが、大阪市内の真中にある靭公園という本当に街中にある公園でのバーベキューでした。
まさかこんな街中の公園でバーベキュー?と思ったのですが、案外、他の団体もターフを張ったりしてもっと本格仕様でされていたので、都会ではこれが普通なのかと妙な納得をしてしまいました。
参加者の中には、木工家の諸先生方以外にも守口技校の在校生の方もいて、こういう会で生の声に少しでも触れ、夢と現実のギャップを埋める機会が持てることは結構貴重なことではないかと思う。
大切なことは、否定でも肯定でも、勿論押しつけでもなくて、ありのままを話すこと、また、その現実に目を向け、耳を傾けて、自分で判断することで、その判断材料の精度を客観的にも上げていくことではないかと思う。
また、この会には、木工房ろくたるの服部篤氏も世話人のお一人としていらっしゃり、氏のwebサイトの記事を拝読させていただいても、歯に衣着せないタイプの方とお見受けしており、前々から一度お会いしてみたいと思っていたので、今回、いろいろとお話しをさせていただく機会をいただき、感じていた印象以上の方で、素晴らしい出会いをさせていただくことができた。
ちなみに、ここでもお酒が入って、はじめての参加にも関わらず、若干暴走(いよいよ暴走か!?)気味に議論を白熱させてしまったことは、あえて言うまでもない……。(もう早速、出入り禁止だな。)
いいんです。この世界でも雑草育ちの異端児だということは、少しは自覚してきていますので……。
こんな日記はチラシの裏ですので、何の参考にもなりはしません。(そもそも所詮は日記だからね。)
いいんです……。今日はそんなとこ。
2006年08月05日
5日ですが……。
大抵このようなタイトルの時は、書く程のこともないことが多い。
そして今日も例に漏れず……。
ほんと、ヤバいです。
もう一歩のところなんですが……。
微妙に今日はそんなとこ。
2006年08月04日
言うがやすし
で、なんでやねん!!
ということで、暑い毎日が続きます。
のぼせたのか、久しぶりに鼻血というものがでました。
それこそドクドクと、という感じで……。
日に日に8月も通り過ぎていきます。
今日はそんなとこ。(また煮詰まったのか?)
2006年08月03日
お宅訪問
午後から、仮想試作を持って奈良県生駒市のお客様のお宅へお伺いする。
ひとつの椅子は、事故に遭われて膝が曲がらなくなってしまい普通の高さの椅子では立ち座りで大変になったお義母さまに、玄関で好きなお外を見てもらいたいということで制作のご依頼をいただいた椅子なので、どうしても寸法とお写真だけでは詰めきることができず、お義母様の動作を実際に試作で確認して、プランを検証し、補整が必要なところはその精度を上げる必要性がある。
家庭のダイニングチェアの様に、少なくとも家族という性別年齢の違う多数への汎用性の高い椅子の場合、基本的な寸法と自分自身や身内をヒューマンスケールとしてほとんどの場合、検証できるのであるが、今回のような特別な椅子の場合は、そうもいかない。
また、実際にお会いすることで、新たに気付くこともあり、フィードバックにも繋がる。
折角、自分に託していただいたのだから、制約の中でも、できる限りのことはさせていただきたい。
実直に用途、機能から醸し出される美しさを求めながら、そこになにかしら、らしい要素をスパイスとしていい塩梅で垣間見られる。そんな椅子にしたい。
しかし言うのは簡単……。今日はそんなとこ。
2006年08月02日
納品とは麻薬、媚薬……?
プランは固まりつつあるので、ひとまず機構試作を検討材料につくりはじめる。
あと、先日完成した時計のお引き取りにお客様がお見えになった。
なにより完成品をご覧いただいて、ひと目で面白可愛カッコイイが伝わったようで、かなりご満足いただけたご様子。これでようやくひとまず完成の感。
自分のモノづくりのスタイルとして、単に自分がこれをつくりたいというだけでなく、お客様とのコミュニケーションの中で、雰囲気、お好み、ご希望をどれだけ読み取り、予測し、イメージし、らしいテイストも味つけとして加えつつカタチとしてそれを融合し……。
ということから生まれた結果なので、手前味噌ながら、多分喜んでくださると思ってはいるのだが、さすがに確信ではないが故にチキンハートは内心ドキドキであるが、実際にご覧いただいた時のお客様のインプレッションでそれが確信に変わった時には、ホッと胸をなで下ろすとともに相当に感じるものがある。
これを一度味わってしまうと……、だから続けられるのかもしれない。
だからもっと頑張ろう。今日はそんなとこ。
2006年08月01日
葉月
薄々は気付いていたけど、もう8月……。
今日はカミさんと一緒に子ども達もご出勤日。
カミさんの仕事の邪魔にならないように結局子ども達の相手をしてしまう。
自分の仕事をする為に変わりに来てやってもらっているのに、これではまったくもって本末転倒。
世間が勤勉に働く中、オヤジ昼間っから子どもと一緒に水溝でエビ掬ってたら、そりゃ暮らしぶりも楽にはなりませんって……。
カミさん達先に家へ帰して、ふと我にかえれば、ただでさえこれなのにより気も滅入る。
早くつくり始めないと……。今日はそんなとこ。