ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

« 2006年03月 | メイン | 2006年05月 »

2006年04月30日

なんだかんだいって

暇そうな子どもの顔と疲れたカミさんの顔を見ると、自分だけ嬉々として仕事にいくのも、若干心苦しくなり、黄金週間中、中三日の二日は時間をつくって安近短なところへ出かけることにする。

ということで、初日の今日は堺市にある大阪府立大型児童館ビックバンへ遊びにいく。
ここは、比較的お安い入場料で半日以上は余裕で子ども達が遊ぶという過去に実績があり、まだ行き飽きていないので、喜んで遊びにいけるところである。

案の定、期待通り入館早々から、四階から八階まで又にかけた巨大ジャングルジムを登り、色々体験コーナ−でひとしきり遊ぶ。
その後、昭和の街を再現した一角があり、そこに路地裏をイメージした、コマやメンコで遊べるコーナ−に向い、フウタと一緒にコマ回しに挑戦する。
自分はといえば、テレビゲーム世代のまえの超合金などのキャラクター玩具、マスプロ玩具世代なので、子ども時代にコマやメンコで遊ぶ機会なんてそうそうなく、コマ回しも小学校で一時期突発的に流行ったことがあったような、もしかしてまわせたことがあったか、無かったか、ヒモの巻きかただけはなんとなく憶えていた程度。
そんなことでしばらく二人で苦戦していると、からくりゴマのイベント実演にきていた独楽名人みたいなおじさんが、ちょっとコツみたいなことを教えてくれて、フウタの手を取って一緒に投げてくれた。
すると、いとも簡単にコマが回ったのである。
自分もそれを倣いコマを投げてみると、なんと今までの苦戦が嘘のようにコマが回りはじめた。
偶然か、幻かと思い、幾度コマを投げてみるが、慣れないので下手をすることはあるが、それ以上に回ることのほうが多くなった。

フウタといえば、さすがにまだ理論と実践が伴わないのか、オジサンと投げたっきり回せずにいるが、それでも諦めずに、持ち前の凝り性と粘り強い性分(注釈:興味のあること、好きなことについては……=誰かさん……)で何度も何度もチャレンジしている。
かなり頑張ったのであるが、なかなか回せずにいたところ、リツキが他の階へいきたいと言い出したので、一旦休憩してひとしきりカラダを動かすコーナ−で遊んでいたのであるが、フウタがまたコマを回しにいきたいと言って、再度チャレンジしにいく。

自分はそれなりに回せるようになったので、嬉しくてそこにある色々なコマを回していたのであるが、それに触発されてか、フウタも諦めずにまた何度もチャレンジしている。
端でコマを回しながら、なんとなく気付いたコツのようなことをアドバイスしながら、しばらく練習を続けて、いよいよ閉館時間も近づいた頃、遂にコマが回りはじめた。

まだいまいちコツを掴むところまではいってないように見えるが、それでも何度かは回り出した。
本人も大いに満足だったようで、普段はほとんど筆が進まない宿題の日記も今までになく筆が進んでいたようである。

こういう総合的なものを含む遊びって、時代の波に消されてしまった理由があるにせよ、やはり大事なことなんだと思う。
こういう遊びをしなくなったことも、日本の現代社会、人間の抱える問題に少なからず影響してるのではないかと、こじつけのようではあるが感じてしまう。

それにしても今日は入館料払ってコマ回しの練習か……とは、己の器量が量られてしまうので間違っても言うまい。

しかし、親バカながら、この粘り強さには感服した。
これをもう少し勉学の方向に……、とかも同様。

子どもの頑張る姿、楽しむ姿を見れた良い一日だった。でいいじゃないですか、足るを知りましょう、足るを。

なんだかんだいってゴールデンウィークを満喫している今日は……もとい、今月はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月29日

黄金週間

だそうです。
ということは、いよいよ4月もおしまいですか……。(汗)
最近如何にカレンダーをきちんと見ていないか、反省させられます。
まあ、ゴールデンだか、シルバーだか、はたまたブロンズであろうと間違っても自分に9連休なんてことはあり得ない。もし、そんな事があるとすれば、恐ろしく仕事に恵まれたか、逆にまったく仕事に恵まれなかったという両極端が現実になったときである。そんな現実はある意味考えただけでも恐ろしい。
まあ、ここ何年、盆暮れ正月黄金週間など全く無縁に過ごしていれば、いつもよりクルマが少ないと思いつつ、朝になっても材木屋の事務所に誰もこないので、あれと思い、改めてカレンダーを見、みどりの日が今日で、ゴールデンウィーク初日になんだとようやく気づく、否、あえて故意に気にかけないようにしていたのかもしれない。
嗚呼、この支離滅裂な文章からも、あえてこの現実から目を避けていた事が垣間みられよう。
なんてすばらしい響き、ゴールデンウィーク。
海外脱出を報じるその裏で、こども達の顔を見るのも後ろめたい、そんな男がここにいる事を誰が知るや。
うちの子だけでも学校に行かせてやってくれ。
お願いだ……。
休んだところでグアム島へなんて間違ってもいけないのだから……。

憂鬱な日々の始まりの今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月28日

製作中……とはいえない。

座卓の脚の下ごしらえの木づくりと甲板の配置を板矧ぎの下準備。
しかできなくて、なんかもうひとつ遅々として軽やかに仕事が進まない。
気持ちが乗っていないとかいうのは、あまり仕事人もしくはプロ的な物言いではないので恥じてあまり公に口にするべき言葉ではないのかもしれないが、実際そうなのだから見栄を張って嘘をついても仕方が無い。
単に、仕事が進まなければ、その日は見合った人工を稼げなかったということの責任として自分に還ってくるだけのことである。
独り親方は、すべては自己責任。
ただ、それに家族の生活もかかっているのが辛いところではある。

……まあ、泣き言いってても何も進みません。
そう、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月27日

制作中

学習机は、甲板の木づくり。
幅の問題は、厚みを優先すると自ずと解決された。
無駄に悩んだだけ……。(またか、またなのかよ!?)

座卓は脚の木取り。
コタツして布団をかけることを考えると、なるべく見合った木取りをしたいので、痛んだところ避けながら、よりよりところを取るためにまた悩む。
悩んだところで、前述のようなことになる恐れもあるのに……。

とはいえ、まずは悩まなければ、良い結論とも巡りあえない(のかもしれない。)。
と自分を慰めながら今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月26日

通常業務(こういうのはカテゴリーにするんだよね。)

学習机の甲板の木取りをしたいところであるが、旧タカラ馴染みの友人からのお仕事なので、長いフリッチから取らずに、ちょっとお互いさまで融通効かせあって、半端なストックを使わせていただく訳であるが、さすがに全部寄せ集めという訳にもいかず、にしても、その為に選んであったホワイトアッシュの板が、3枚だと微妙に足らず、4枚にすると微妙に歩留まりと矧ぎ合わせのバランスが今ひとつという、また頭の痛い困ったお悩みスパイラルにハマってしまった。
この板が、ここで使えると半端なサイズのストックがうまく活用できて非常に助かるのであるが……。
ひとつこと、なにするにしても悩みが尽きない。
いっそフリッチ一枚おろしたほうが効率いいのかも知れない。
なんかいつもの通り本末転倒な今日はそんなとこ。(改善しろよ改善!!)

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月25日

サクラの角材

座卓の脚にもう少し太い材を使いたかったので、どうするかと思案していたところ、数年前に材木屋さんの古い在庫をまとめて譲っていただいた材の中に、サクラの角もんが紛れてあったのを思い出し、ノコギリ片手に探してみると、下の方に3本あるのを発見した。
もう数年も使わずじまいの材で、手前にもふた山ほど桟積みの山があり、移動するのも山を崩すのも厄介なので、はたまたどうするかと思案していたところ、材木屋のトラックが帰ってきたのを見て、パンク修利用の油圧ジャッキを使えばとハタと思いついた。
動かしたほうが早かったのかもしれないと思える程度に四苦八苦しながら、なんとかかんとか2本抜き出した。
古い材なので痛みもあるが、必要分は十分にとれるボリュームはある。
なんだかんだいっても、やはり材は持っておくもんで、手に入るチャンスがある時は、手に入れておくべきだと改めて思う。
制作者の心得か、今日はそんなとこ。(せっかくなら、出しやすく整理しておくことも大事なことだけどね。)

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月24日

weblogと日記

学習机のプランも練らないといけないのだが、ちょっとサイトの構築のほうでハマってしまった。
まあ、あえてなぜいまさらブログなのか、日記となにが違うのか、ということもあるので主観で理屈をこねさせていただけば……。

現在運営している、いわゆるホームページと呼ばれる形式でのwebサイトは、どちらかというとカスタマーに向けられた情報を中心に構成して発信している。
そういう意味もあって、関連記事にて木工についての技術指南的なことや、あまり専門的なことを深く記述することは、あえて避けている。
まあ、避けるもなにもそれ以前に、自分程度のことは、およそ木工をお仕事にする立場であればできて当たり前なレベルなので、この道数十年という職人でもなければ、そもそも職人と自称できるレベルにも達しえていない人間が語るに値しないし、自分が語れるぐらいのことは、今のご時世、ネット上のあらゆるところにあり、多少うまく検索エンジンが利用できれば大概の情報を入手することができる。
そういうスタンスでいえば、自分のキャリア的にはどうしても発信する情報より、収集する情報のほうが、質、量ともに多くなる。
また、ネットで情報を発信していると、制作者の方や、志望者の方、アマチュア木工家の方々等々と繋がる機会も多々あり、常々、ネットを利用した木工関係の情報交換について模索してきている中で、近年、weblogで木工関連情報を発信されているサイトが充実しつつある状況を目の当たりにし、自分自身においても情報を集約から発散もしくは共有へ発想を転換する必要性を感じつつあった。

そういう意味で、関連情報同士のリンクがしやすいweblogサイトを運営することで情報の中継ポイントのひとつになり、木工に関わる方々と間接的に情報を共有するという、ネット利用の形を模索してみたい。

まあ、理屈こねてるだけではいけませんが……。
ということで、はじめてみました。
取りあえずしばらくはホームページの記事をリライトしてるだけの予定ですが……。(それでいいのか?)
ちなみに http://www.kinokoubou.com/weblog/ (リンクしてないのが言わずもがなかな。)
……今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月23日

ダメダメ

結局、朝、事務所に止めたクルマで目覚めてから、なんだか一日頭が冴えないまま。
左程たいした量のお酒を飲んだ訳ではないのだが、そもそもたいしてお酒に強いわけではないが、このところ頓に次の日に残る気がする。
お酒の飲み方も、いよいよ年齢と体調に合わせていかないといけないということか。(そんな歳でもなかろうに……。)
まあ、調子に乗りすぎるな!!ということです、はい。
確かに調子に乗り過ぎました、昨晩は……。
先達及びご同席の皆さま、まったくもって失礼いたしました。

反省しかりで、今日はそんなとこ……。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月22日

なかなかに刺激的な

いやもう、すごいことからショッキングなことまで、あまりにいろいろあり過ぎて書ききれません。

ここ数日、これからのwebサイトの運営とweblog(ブログ)の関係というものについてあらためて考え、ちょっとまとまりがつかず思考的にハマッてしまっていたのだが、ネットにおける情報の共有化という点において、従来のサイト運営とは別の視点で、情報の交差点のひとつとしてあらためてweblogの有用性を感じ、自身としても新たにweblogページをサイトに加えてみようと思う。
まあ、ここであえてweblogの定義や日記との違いというものは語らないが、自分自身の解釈としては別のスタンスであると考えている。
で、ちなみにこの日記、 Movable Type というweblog作成ツールを用いて書いているのであるが、この機会に最新バージョンにバージョンアップさせようとインストールしたところ、セットアップに手間取りなかなかうまく作動させることができず、日記の更新もままならなくなってしまった。(でたな!!言い訳!!)

で、話は唐突に飛んで夜。
友人の松下氏の芦屋のお店Jクオリアで<高橋三太郎木の椅子展2006>というイベントをやっていて、週末に三太郎氏ご本人がお見えになるということで、松下氏が、若手(キャリア的に)の木工制作者に高橋三太郎氏とご交流させていただけるというこの上ない一席を企画していることを嗅ぎ付け、図々しくも参加させていただいた。
お店が閉まるまで少し時間があったので、同じ通りの少し離れたところにある木工制作者であり木工デザイナーでもある岡田光司氏のお店 isDesign をご訪問させていただく。
後ほど、ご夫妻でJクオリアにお見えになった時に、松下氏を通じて、恐れ多くも岡田氏ご本人よりお名刺をいただき、ネットを通じて幾度がかお話しさせていただいたことのある奥様ともご挨拶させていただくことができた。

まあ会合については、お酒の席のこともあるのでここでは詳しくは書かないが、生でしか聞けないであろうこと、しかも少人数のクローズだからこそ聞けるのであろうこと、本当にたくさんのお話を聞くことができた。
お酒が入って、ちょっと調子にのってしまった反省もあるが、にしても久しぶりにエキサイティングなひと時であった。

こういう機会をつくれる松下氏の人脈と行動力にはこの場を借りて感謝したい。(借りてって、自分の日記で言ってもなー。)
あんたはホントにこれからの関西工房家具業界のキーパーソンだよ!!(ちょっと持ち上げ過ぎたかな?)
いやほんと、自覚して行動してくれたらもっと言うこと無いんだけど…。(やはりそこで、落としとくのか…笑。)

いやもう、すごいことからショッキングなことまで、あまりにいろいろあり過ぎて書ききれません。(とかいいながら、だいたいしゃべってしまってるけどね。)
ってな今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月21日

ちょっとは通常業務

コタツ兼座卓と学習机の制作にかかる
コタツのほうは、まずは木取りから。
今回の主材はブラックチェリーの32mm。
このところボリュームのある材を扱う機会が多かったので、このぐらいの厚みの板だと取り回しについては、かなり扱いやすい。
が、かといってお値段的にはブラックチェリーといえば決してお安くない、高級な部類に入る材なので、そういう意味ではけっしてお気軽には扱えない。(基本的には、どんな材でも気持ちは同じつもりですが…笑。)
木取りひとつとっても、いつもの如くやはりそうそうお気軽に刃物を入れられない。(仕事の遅い言い訳ね。)
あらゆる角度から材を分析し、木取りの墨の位置がここでいいのか整合する。
そして生体CPUの処理能力が限界を迎え、フリーズ…。(サボる言い訳ね。)
今日はそんなとこ。(結局、刃物入れる覚悟ができなかったのか。)

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月20日

天然酵母の石窯焼きいちごあんパン

まあ普通の一日。
こんなことがあったということで……。(誹謗中傷では無いつもりですが、心境的にそのような文体になってる嫌いがございますので、人によられましてはお気に障られるかも知れません……。)

お昼前に、隣の和泉市の山の中で天然酵母の石窯パンを販売しているカフェレストランのある陶芸工房へ、カミさんと行ってみる。
そこの売りのひとつのいちごあんパンが、最近テレビや雑誌で紹介されて話題になっているそうである。
カミさんが以前、お友達とカフェに行ったことがあり、その時にはまだそんなに大々的にパンが表にでてなかったそうで、そういうところが近所にあるのならと、パンマニアとして興味津々出かけてみた。(仕事はどうした!?)
……まあ、ほら、クルマで10分か15分の距離ですし…汗。

さしてなんてことのない大阪の片田舎の山道を走っていると、急にクルマでごった返す駐車場と、そこに入ろうとするクルマをあしらう警備員のいる場所に辿り着いた。ここが今回の目的の場所である。
山中の一軒屋のお店とは思えない一見しての大繁盛振りが想像を遥かに凌駕していて驚愕する。
駐車場は自分の前のクルマで一杯一杯どころかどう見ても道路にはみ出ている状態だったので、少し離れた別の駐車場を案内されたのでそこにクルマを止める。
止められているクルマのナンバーを見ても、近隣以外の都市部からのクルマもちらほら見受けられて、まさに評判は上々なことはそこからも垣間見られる。

早速お店のほうに向かうと、カフェとは別棟のパンの販売窓口の前には、既にパンを求める行列ができていた。
サイトで見たところ、パンは11時半頃からの販売で、件のいちごあんパンに限り、10時から整理券を配布しての販売と記載があったので、列の感じからいちごあんパンは無理でも別のパンを買ってみようということで、列に加わって販売開始を待つことにする。
カミさんに列をまかせて、お店の雰囲気などを散策していると、程なく、パンの販売が開始された。
ここの主人と思われる中年男性が、お客さまと泉州人ならではの和やかな会話を交えながら、ゆっくりと列は前に進んでいく。
そのような調子で数人のお客さまのお買い物が済み、ある若いご婦人の番になったとき、今までの和やかな空気が一変した。
主人が、整理券ない人には売れないよ。と言うではないか。(確かに前述の通り、いちごあんパンは整理券が無いと買えないとある。)
ご婦人もそれはわかっているようで、他のパンを差して購入の意志を示す。
が、やはり主人は、整理券がないと売れないの一点ばり。
ご婦人は今ひとつ負に落ちず、あらためていちごあんパン以外もダメなのかと確認する。
すると主人は、全部売れない、まずは整理券を持っている人からと、あくまで和やかに強気の姿勢で断固として販売を拒否する。
端で見ていて、そ、そんな無下に扱わなくてもいいのに……。と業種は違えど同じくお客さまと関わる仕事をしている我が身からすると若干引いてしまうやりとり。
その光景を目の当たりにして、己の置かれている状況がいまいち飲み込めず焦る二人、同様な心境のお客さんもいるようで、少し???感が辺りに漂う。

どうもここには二種類の人種が存在しているようである。
片や整理券を持っている朝早くからいらっしゃるお客さま。そして、我々共々、整理券を持っていない遅れて来た客。
どうやら、まずは整理券を持っている人が優先的に購入できるシステムということが暗に決まり事ととしてこのお店にはあるらしいということが理解できた。
いずれにせよ待つことには変わりないのだが、せっかく列に並んでいたその意味がまったく無駄で、それならそれで最初からそう説明しなさいよと。件のご婦人はかなり前のほうで並んでいたのに……。自分達だって……。

だいたい、ここについてからパンの買い方についてそんなこと一切アナウンスされていない。
確かにサイトには(以下引用)

>お店でのパン販売は11:30ごろからになります。
>その日の温度・湿度により石窯の焼く温度が適温になるのが
>異なり正確な時間は分かりません。
>たくさん焼くことができませんので、
>商品によってはお買い求めできる数を制限させていただいております。
>いちごあんパンはお一人様2ケとさせていただいております。
>いちごあんパンに限り10時より店内で
>整理券を配っております。
>整理券がないといちごあんパンはお買い求めできません。
>よろしくご理解のほどお願い致します。

とあって、それは十分理解させていただいて、この場に足を運ばせていただいているのだが、この一連の経緯はあまり前向きに理解はさせていただけない。
なんかひと言どこかに書いてあるとか、仕込みで忙しいにせよ、警備員だっているんだから、ちょっとしたことなんだけどそういうひと言があるのと無いのとでは、同じ並んで待つにしても心境はかなり違うように思える。

結局自分達は、材木屋のお昼の賄いもあり、もうそんなに時間の余裕がなく、整理券のお客さまがさばけるのを待たずに列を離れてそのまま帰ることにした。
帰りのクルマを運転しながら、パンを食いっぱぐれてちょっと残念思いながらも、立場を我が身に置き換えたならばと、いろいろ考えさせられた。

戻って試しにネットで検索しても、対象件数が少ないにしても、このお店も、ご主人に対しても悪い評判などまったく見られない。(そんなこと検索しなくても……。)
多分に思うが、あの状況から察するに、メディアの露出で人が増えだして、まだそこまで手が回っていないのではないのだろうかと解釈しておこう。
もしくは、そんな一見の客の些細な心境を凌駕する程にパンが美味なのかもしれない。

まあ、もはやどちらでも良い……。(どちらでもよかったら、いちいち書かなくてもいいんじゃないの?)
だって、パン食べられなかったし……。(結局食べたいんじゃない。)
まっ、そんなことがあったってことで、今日はそんなとこ。(仕事、仕事!!)

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月19日

ケーキ紛争

ちょっと落ち着いての通常業務も、なんか久しぶりな感じがする。

我が家の長男フウタが9歳の誕生日で、夜、家族でお祝いする。
カミさんが、フウタのリクエストで、バースデーケーキにミルフィーユをつくっていたのだが、次男リツキ(6)がパイがあまり好きでないことからか、やたらとミルフィーユを拒んで食べないどころか、ゴネ出す始末で、折角のお兄ちゃんの誕生日に水を差すので、叱ったのであるが、後でカミさんに聞くところによると、どうも、ミルフィーユやパイが嫌だった訳でなく、なんでお兄ちゃんだけリクエストを聞いて、自分の時には好物のモンブランをつくってくれなかったのか。ということが納得できなかったらしい。
確かに、カミさんの手作りケーキであることは同じであっても、まあゴネて一理ないことはない。
カミさん曰く、モンブランって言われても、どうやってグリグリのとこつくるのよ?ということらしいが、自分が思うに、多分、カミさんは、前々から一度ミルフィーユつくってみたかった訳で(確かに今までつくったことは無い)、この機会を口実にして試してみたのではないだろうか。
誰のリクエストを聞いた聞かなかったということではなく、単にカミさんが何をつくりたかったのかということである。
それだけのことなのだが、でも知らなきゃゴネるよな。
まあ、話したところで、果たしてそんな理不尽な理屈が通じたのか……。
親の自分から見ればケーキひとつのことなのだが、姉、妹に挟まれた三人兄妹の立場で考えれば、そう単純なことでもないのは、わからないこともない。
複雑です……。

ケーキひとつのことで、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月18日

暴走!?

台に据えている古いタイプのハンドルーターが、スイッチを入れて回転させた途端に、内部でショートしたのか火花を噴きだしはじめた。
突然の予測不能な事態に、かなり驚いて慌ててスイッチを切ったのだが、なんとそれでは止まらないで暴走しだした。
慌てている自分と裏腹の、好奇心旺盛で落ち着いたもう一人の自分が中を覗いてみると、コードが一本、中で暴れてそれが火花を噴いていたので、コンセントを抜いて強制終了した。
ちょっと心を落ち着けて、あらためて蓋を開けて中をみると、コードが一本焼け切れていた。

なにが原因でこんなことが起こったのか、ちょっと検証してみると、
このハンドルータ−は、いろんな経緯があってうちに流れ着いた、今は無きメーカーの多分業務用だと思われる本体も金属製の昔ながらの質実剛健なタイプのハンドルーターである。
前に一度コードが断線して、自分で直したことがある。
その時は、内部干渉しないように気を付けて蓋をしていたと思われるのだが、時が経ち、そんなこともすっかり忘れて、最近は、本体とコードの収まりが悪いからと中に中にと押し込んでしまっている自分。
その押し込まれたコードがモーターの整流子に干渉し、摩擦で焼けて線が剥き出しになり、スイッチをバイパスして整流子と直結することになってしまい、モーターの回転原理的には差し支えないので暴走、接点的には不都合があるので火花が大きくなる。
とこれがこの現象に至るまでの原因についてのかなり本質的な仮説である。
で、そこでわかることは……。
そう、原因は自分……。(しかも忘却と不注意ときた。)

もうね、結局自分で問題の種を蒔いて、自分で刈り取ってるという、負の連鎖。
試運転だったので、刃物を付けた状態でも、作業中でも無かったのが、なにより幸いであったが、結局、その為に手が止まってしまう。
気持ち的にも、舞い上がってしまい仕事モードにも戻りにくい。
もう、愚かなり自分である。

自己嫌悪……。嗚呼、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月17日

通常業務

ようやく次のお仕事にかかりはじめる。
とかいいながら、工具の整備をしてたりするのですが……。
いつもお世話になっている機械屋さんが、先だって建具屋さんから下取りした機械の中に程度の良いプレナーがあるからと教えてくれたので、夕方、すぐに買える訳でもないのに柿花さんを誘って興味本位で見にいってみる。
いつもの如く話し好きの機械屋のオヤジさんが手を止めて、機械を見ながら、あっちいったりこっちいったりと機械にまつわる話を伺うわけであるが、その機械の中に角のみ盤があったので、ふと思いついて、キリは一緒に引き取らなかったかのか聞いてみた。
すると、大概の場合、細かいものは職人さん達が手土産に持って帰ってしまって無い場合が多いそうであるが、今回はそんな隙もなかったそうで、がさっと、良いのやら悪いのやら工具箱にひとさらえ入っていた。
いるのがあったら選っていきというので、あれこれ見ていたが、さすがに選るのが面倒になって、これ一式でナンボになるのと聞いてみた。(でたな大阪商人!?)
オヤジさんもさすがにタダという訳にはいかんからと言って、まあまあそのぐらいかという金額を提示してくれたので、研磨して何本か使えるものがあればとんとんかとざっくり計算し、ひと声乗ったで引き取らせていただくことにした。
顔も出しておくもので、寄り道もたまには実になるものです。
(で、仕事はどうした?)

……今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月16日

自己管理

朝から、昨日の続きをしようと事務所に来てみれば、柿花さんの御木楽工房がすでに営業中になっていたので、休日出勤ですかと朝の挨拶覗いてみたところ、なにやら不思議そうにこっちを見るので、伺ってみると……。
どうやら、木の暮らし研究会の木工教室だったことすっかり忘れてしまっていましたよ。
まあ、忘れているということは、事前に連絡もなかった訳で、別段、自分が行かなくてもことが進むと手前勝手に解釈し、後のことは、お委せすることにして、自分の仕事を優先させていただくことにした。
最近、特に目の前のことに集中し過ぎて、全体のスケジュールを見過ごす傾向にある。
日付けにも疎くなってきてるし、ちょっと自己管理について見直さないといけません。
ひとりだと、どうしても自分に都合の良いように脳内で変換してしまうのが、そもそも良くない。
ほんとに気を付けないといけない。(と言うばかりか……。)

と言うばかりの今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月15日

更新途中で……

とにかく月半ばなので、サイトの更新をやってしまいたかったのだが、夜、カミさんが地域の子ども会の役員会に出席するということで、子ども達と一緒に留守番する為に早く帰らないといけなくなり、途中で置いて明日に先送り。
ひと文で収まる今日は、そんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月14日

停滞中

お空の天気と一緒に停滞中。
にしてもここ数日は春らしくない。
ぼやぼやしていると今月も半分、なんとかサイトの更新に漕ぎ着けて、次のお仕事にも掛り始めたい。
あまり焦ってもしかたがないが、のんびり構える程の余裕もない。
板挟みで、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月13日

不安定

まだちょっと心身ともにいまいち安定しない。
効率も上がらないので、ちょっと早めに帰って子ども達の顔を見ようなどと殊勝なことを思ってみても、些細なことで苛ついて、つい声を荒げてしまったり、なんか気持ちが裏目でて、かえってカミさんはじめ子ども達に悪いことをしてしまい、なんとも居たたまれない申し訳のない気分になってしまった。
こういう時は、素直にひとり大人しく回復を待つのが一番なのだろう。
柄にも無いことはするものではない…。今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月12日

気持ちの切り替え

もうひとつ本調子に戻らない中、荷物の片付けやら、片付けやら、片付けをして(って、その片付けもろくすっぽできていない…)、すっかり月変わりから置いてきぼりにしてしまっていたサイトの更新のことも気にかける(気にかけてるだけか!?)。
ひとつの仕事を仕上げるのに、毎回自分の中身をすべて吐出してしまうような不器用なやりかたをしているので、次の仕事にすんなりと切り替えて取りかからなくては、仕事でやっている以上、生計も成り立っていきにくいことは百も承知なのであるが、なかなかそうも簡単にはいかない。
だからといって次から次へと流すような小器用な真似もできないというか、そうしてしまうと自分的なモノづくりではない気がする。
毎回、同じことを云っているようでは、成長が見られないということであるから、ここをどうにか打破してまたひとつ前進できる訳なのであるが、自分の立ち位置は自分の意識で変えられるというひとつのヒントを得て、それを如何に実行し形づくっていくかということが、現在地でのキ−になりそうである。

その時の自分から次の自分へどう変化させていくか、これは誰の役割でもなく、自分自身の役割である。

まだまだ途中…。
今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月11日

帰還

納品の後、童具館で顧客データベースのメンテナンスの用事があったのでそちらへ向かい、久しぶりに和久先生にもご挨拶させていただく。
良くも悪くも、ある程度の年齢になると、お説教をいただける機会や人も少なくなるのであるが、ここに来るといつまでたっても出来の悪い弟子、生徒なので、気持ちが改めさせられる。
こちらでのすべての用事を終えて、旧友を自宅まで送り、そのままお邪魔させていただき晩酌をご馳走になり、図々しくもお風呂もいただき一息休ませていただいてから、夜中に大阪へ向けてクルマを走らせる。
そんな調子で、お昼前には帰り着いたは見たものの、疲れと腑抜けでその後はほとんどなにも手つかず…。
ひと仕事終えて、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月10日

ダイニングテーブルの納品

午後のお届けにあわせ、薄明るくなるより前に出発する。
道が混む前に、大阪を抜けられたので、後は快調にクルマを走らせる。
途中、小田原で、積木職人をやっているデザイン学校からの旧友に搬入を手伝って貰うことになっているので、待ち合わせて合流する。
意外に首都高もすんなりと抜けられて、少し早めに近くまで着いたので、先に昼食をとることにし、川向こうの柴又へ向かい帝釈天の参道にある庶民的な建物のほうの鰻屋さん(お値段は庶民的ではなかったが…。)でお礼がてら鰻をご馳走させていただき、ついでに自分も少し(どころではない)贅沢な昼食をいただく。
その後、千葉県市川市内のお客さまのお宅へ向かう。
かなり実績をお持ちの建築家の方が設計した新築のお宅で、なかなか凝った空間の中に納めさせていただく。
図面やイラスト、施工中のお写真を拝見させていただいてはいたが、この空間に納まった様は、まさに誂えたとはこのこと。
他のどのテーブルがここのこの場所に見合うのかとテーブル自ら訴えているようにすら感じる。
決して手前味噌ばかりで語っている訳では無く、お客さま、建築家、木工家?とそれぞれの思いがある次元で共有化され具現化したこのテーブルは、まさにコラボレーションと表現するにふさわしく、そこに馴染んでいることが当たり前とすら思える。
この時が、これまでの一切の苦労や疲れも吹っ飛ぶ瞬間である。
ここでようやくひとつの仕事を無事終えることができ、ホッと胸をなで下ろし、帰路につく。

まずは、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月09日

お花見

4月のイベントに乗じて、お花見パーティーを開催した。
昨年、一昨年と天候には裏切られてしまったいたが、三度目の正直の今年は、黄砂の影響で、快晴とまではいかなかったが、程良く春らしい暖かい好天に恵まれることができた。
いろいろバラエティーに富んだメンバーにもご参加いただき、面白いひと時を過ごさせていただくことで、昨日の疲れを十分に癒すことができた。
相変わらず、アルコールが入って饒舌になっていたようなので、自分だけ楽しい気分だったのかもしれないが…。
おまけに、翌日納品させていただくあの重いダイニングテーブルの積み込みも、勢いで皆に手伝っていただき、随分と楽をさせていただいてしまった。(テーブル積んで、家族が乗れなくなってしまいましたところ、わざわざ送っていただいてありがとうございました。)
人とのおつき合いに恵まれることは本当に幸せなことだと思う。
改めてそんなことを感じさせられる今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月08日

完成はしたのだが…。

夜通し追い込んだのではあるが、結局、完成したのがお昼過ぎてから。
やっつけて間に合わせてしまおうという気持ちが度々脳裏をよぎるが、これだけの素材を使わせていただいたのだから、どうしても最後の最後、甲板の表面を刃物だけで仕上げるところだけはなんとしても譲れなかった。
ここで譲ってしまったら、総じてすべて無に帰してしまう。そんな思いで最後まで意地を通させていただくことにした。
さすがに、そこからクルマを千葉へ向けて走らせるには気力も乏しく、安全に辿り着く自信もなかったので、折角お待ちいただいているところのお客さまにお詫びして、納品を月曜日に変更していただく。
その後は、脱力でなにも手に付かず…。
手前味噌ではあるが、それだけの仕事はできているつもりである。
今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月07日

入学式&追いこーみ

かなり状況的には状況なのであるが、リツキが最初で最後の小学校の入学式なので、時間を割いて出席する。
で戻って、続き。
幕板と甲板の接合を寄せ蟻にして、ノックダウンできる式にしたので、その加工。
送り蟻での吸い付きより、ひと回り程手間どってしまう。
夜の段階で脚の加工してる自体、明日の朝の出発はかなり厳しい。
やはり入学式は出るべきではなかったか…。
そんなことより、もっと毎日計画にスケジュールを追っていけばいいだけの話なのが自明なことは云うまでもない…。(いつもいつも成長が無いな。)
まあ、ここでそんなことを考えても仕方が無い。今やることをやるだけ。(それを毎日きちんとしてればこんなことにならない。)
そんな中、増々時間は差し迫ってくる。
終わらない今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月06日

トラブル発生

接着不良のトラブル発生。
原因はいろいろ考えられるが、今まで、こんな事態は起こったことが無かったので、念の為部材ごとつくり直すことにする。
スケジュールが厳しい中、ちょっと痛すぎるが、納品後のトラブルになってしまうほうがもっと痛い。
ますます追い込まれる中、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月05日

そして追い込みへ

脚部の部材を木取り、木づくりする
脚柱は、2枚矧いで仕上がり□80の角柱をつくる。
部材を共木で取ってるので、比較的目合わせしやすいが、それでも気を抜かず、仕上がりをイメージして、矧ぎ合わせる。
ここは、ビスケットジョイント。
接着して養生。
なんか、きりが良いのか悪いのか…。
微妙なところで、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月04日

やはり制作中です。

ダイニングテーブルの制作は、甲板の板矧ぎ。
雇い実の溝を切って、溝にあわせて実をつくる。これの嵌め合いは、あまり追っかけすぎると糊の厚みで押されてしまうし、甘いと目違いになってしまうので、現物合わせをしながら、適正な寸法に削る。
で、万事整ったら矧ぎ合わせにかかる。
仕上がり2000×1000/t45 一枚の板になると、やはり広い。
甲板の場合、長さより、幅があるほうがよりでかく感じる。
なんか、あたり前のようにここまでの作業をやってるが、思えばこんな甲板ひとりでどうやって矧ぐのかと思った時期が自分にもありました…。
やればできるのです、やれば。(いきなりどの方向へ話を持っていこうとしているんだ?)
と、取りあえず板にはなったので、今日はそんなとこ。(って、まだ板になっただけじゃないか!?)

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月03日

なお制作中です。

板矧ぎの配列が決めて、仕上がり厚までプレナーで削り、昇降盤で幅決めして、ジョインターで矧ぎ口を取って、いざハンドルーターで雇い実の溝を切るかというところで、打合せでご来客いただくお約束の時間になりストップ。
さあ、いよいよ、お尻に火がついてきましたよ。(火がつかないと仕事しないのか!?)
追い込みモードに突入で、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月02日

日曜日みたいなもん。

あれこれしてる間に時が経ち、結局、今日のノルマには至らなかった…。
ほんとこう、あれですよ、
自分の仕事を見て、楽しそうとか、好きなことしてとか、自由でとか、よく羨望のお言葉をいただく機会も多い訳ですが、確かに楽しいし、好きだし、自由かといわれれば自由な部分が比較的あるが、これを生業として選択した瞬間から、それがそう単純なお話でもなくなってしまうんですよ。(おっ、愚痴か!?)
モノづくりが性に合ってる系の人間にしてみれば、制作だけしてれば、それはそれで楽しいに決まっているのだが、当たり前ながら、つくったモノをそのままアトリエに飾って置いて、そのままずーっと制作だけをしつづけている訳にもいかない。
仕事となれば、販路を見いだし、お客さまとも出会わなければならないし、他にも、仕入れもすれば、販売促進、広報宣伝、財務経理、経営管理等々、いわゆる事業経営にまつわるあらゆることの知識が求められている。と思う。
なかなか、思うように効率よく一筋縄ではいかない、当たり前なんだけど。
逆に、そういう生き方を自分で選択したのだから、それを言い訳にするのも潔くないとも思うんだが、人間そうも強くはなかなかなれない。
まあ、いいこともあれば悪いこともあって、そういうのも全部ひっくるめて、やっぱり自分の生き様としてここにあるのだと思う。…って、なにを今更、ここでそんなことを語ってるんだか。(そういうのは、いつもの通り仕事進んでない言い訳だろ?)

まあ、いや、その…今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

2006年04月01日

配列

プレナーを通して表情がはっきりとしたナラの板を改めて並べ、配列を決める。
これがまた悩ましい。
いっても4枚の板の配列パターンなんて限られている。
横にならぶ板の表情と全体で見た時の表情とのバランス、立って高い視点で見る時の表情、そこに座った人の視界に入る表情…、いろんな見え方を総合して、そしてなおかつ一枚の板に見せる。
そのベストな配列を限られた数パターンの中から見いだすのだ。
まったくもって悩ましい…。

あっ、四月は卯月です、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

 

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork studio KAKU

[home >>]