ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年02月28日

あら月末…

そっか、2月って短かったのか。

カウンターテーブルの木取りにかかる。
カウンターの甲板と脚、板立てで制作するので、木目も合わせながらの木取りになるので、木を眺めている時間のほうがどうしても長くなってしまう。
部材が少ない構成だと、見えるところも限られてくるし、全体で見た時の木使いまで、やっぱり気が使われていないと、締まりがなく感じられてしまう。

しかし、なんだかもう2月も終わり、ほんと逃げられてしまったって感じ。
年明けてから、ずっとこんな調子で早2ヶ月が過ぎ…。
今月もそんなとこ。

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2006年02月27日

軸傾斜式昇降盤

材料も揃って、いよいよ木取り…
とその前に、機械の刃物を交換する。
切れ止んだ刃物を研磨に出すのに機械屋さんへ持っていくと、程度の良い中古の軸傾斜式の昇降盤が置いてあった。
軸傾斜の昇降盤、最近ちょっと気になる機械なのだが、中古でもそれなりにいいお値段してしまうので、無きゃ無いで…と考えるとそれはそれで今までも仕事をしているのだし、そこまでの投資の緊急的必要性も、そもそもそんな余裕も無い訳で、あれこれ思いを膨らませ恨めしながらも思う存分触ってきた。
でも、やっぱり見ちゃうとなー。(こらこら)
うーん、今日はそんなとこ。

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2006年02月26日

つみ木の家具店

京都でのつみ木のおふたりさんの展示会の「つみ木の家具店」にお邪魔する。
その前に、ちょっと寄り道して久しぶりに百万遍の新進堂でお昼を食べる。
ここのテーブルは、今更言わずとも知れたテーブルであるが、なんかやっぱり、いつもなにかを後進に気付かさせてくれる。
で、そこからちょっとクルマで走って展示会場の恵文社 一乗寺店へ。
本屋さんなんだけど、店構えからしてなんかいい雰囲気のお店で、中に入るとまたいい感じ。
その奥にあるギャラリーが、お店の空気感の流れで、これまたいい雰囲気。(ここまでの説明ではまったくなにも具体的な情報は伝わってこない。)
そこに「つみ木」のおふたりの家具がうまくマッチしていて、すっかり「つみ木」的空間になっていた。
こういうの見ると、たまには展示会やるのもいいかなー、と思ってしまう。
帰りのクルマでカミさんに調子に乗って10年の節目に展示会する宣言をしたのだが、10年っていったら3年後だといわれて、節目だから10年と適当にいったものの、最近の感覚でいうと3年ぐらいすぐ過ぎてしまうので、普段の状態から考えて、期間的にそんなに余裕もないことに気付いてしまったのだが、まあ、今からそのつもりでいれば実現不可能ということも無いかもしれない。
まあ、心の片隅にでも置いておきましょう。
今日はそんなとこ。

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2006年02月25日

ダウン

昨日の夕方、仕入れの帰り頃から、喉の痛みがまた激しくなり、運転を柿花さんに代わっていただいていたのだが、助手席でいよいよ痛みで悶えぐったりしているのを見かねての、病院で診てもらったほうがいいよという助言を受けて、夜診のある病院にいった。
待合室で体温計を渡されて熱を計ってみると、38度6分と予想外の高熱で、痛みのほうが強くてそんなに熱があるとは思いもしなかったのが、それを見て、またいっそうぐったりときてしまった。
扁桃腺が炎症をおこしてタダでさえ大きいのが、いっそう腫れて大きくなっていて、お医者さんにも、これじゃ、高熱も出る腫れが引くのに数日かかるよ、といわれる程になっていた。
ちょっとノドが痛いと思って、なめて放っておいたらこの態…。
薬が効きだして、今日は少しは落ち着いたが、こんなんであんまり仕事も捗っていない。
それにしても、今年は年明けてから、カラダが弱っているせいかよく体調を崩してる気がする。
出端挫かれっぱなしで、なんだかんだで2月も後半…。
どっかでうまく切り返さないと、なんかこのままろくでもなく一年なんてとんでもない。
まあ、まずはとにかく今やらないといけないことやってからか。
にしても、体調崩し過ぎ…。
今日はそんなとこ。

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2006年02月24日

材の仕入れ

大阪南港の平林にある小郷木材さんに材の仕入れに出かけた。
お店のご紹介も兼ねて柿花さんもご一緒。
今回の仕事で使う、ホワイトアッシュの厚めの板とブラックチェリーの薄めの板を購入。
小口でも、バンドルを開いて材を選ばせてくれるので、ありがたい。
お値段的にはバンドル買いより割高になるが、うちのように、お仕事毎に主材が違い、特に定番の材というのを決めていないスタイルの場合、なんだかんだいっても、その度に必要量を仕入れるほうが、スムーズに廻るように思う。
うちのストックをご覧いただいたことのある方ならお分かりいただけると思うが、そんなことを言っていてもこういう仕事をするなりに一応以上の材のストックもあることはあるのだが、なかなかこちらの都合通りにストックの材を効率良く使えるというお仕事が毎々ある訳でなく、こういう利子のつかないタンス貯金のような、下手すると腐って朽ちてしまうような流動資産をある程度抱えた結果、ようやく気づいたというか、行き着いた自分的考え方ではある。
手元にある在庫には、なかなかその時でないと入手できない材やら、破格値で手に入れたものがあって、それを面白く、またうまく普段のお仕事に組み込んでいくことは、もちろん常々考えていることではあるし、そういう材が手元にあることで、「いろんな木」でつくるというスタイルがあることも実際でもある。
ある程度安定して、いつでも入手できるという材については、材木屋さんに任せて、その時々の出物については、いい出会いがあればストックしていくというのが、資産の制約のある中でのうちに適した運用しかたのひとつということになるのだろうか。
まあ、そんなことを長々と話したところで、うちのストックが急に全部お金に化けて、一瞬でも懐が豊かになるということは間違ってもないから…。
当たり前だけど。今日はそんなとこ。

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2006年02月23日

昨日に増して喉の痛みが激しい。

今日は、夕方から、久しぶりにお勉強をしに出掛けた。
「JCD/DAIKO連続デザインシンポジウム2006」という、昨年もこの時期に同じ中之島中央公会堂で開催されていたのであるが、今回はそれぞれのデザインというテーマでのディスカッションであった。
パネリストは、デザインジャーナリストの山本雅也氏
今をときめくデザイン集団nenndoの佐藤オオキ氏
大手商空間設計乃村工藝社のスターデザイナ−の小坂竜氏
仕切り役には、大阪が誇る空間デザイナーの間宮吉彦氏とそうそうたるメンバー。
サブタイトルに〜ベンチでトーク〜とあり、舞台の上に、バス停にあるようなベンチを置いてそこに腰掛けての、ちょっとフランクなカタチでのディスカッションが、なんとなくグダグダ感もあり、堅苦しくならないところが聞きやすくて目新しかった。
第2部のドリンクパーティーでは、喉に食べ物を通すのすら辛くて、豪勢なケータリングのお料理を前に唾を飲み込もうにも、その唾を飲み込むことすら痛いという、泣くに泣けない状況であった。
帰り際、テーブルに残された料理や、あまり手が付けられてないデザートのケーキを見るに見かねて、まあ、こっちもあまりに食べられてないこともあって、持って帰るのに折は無いかケータリングのスタッフに聞いてみるが、そういうのはさすがに用意されてない様で、使い捨てのお皿重ねてちょとだけお土産にいただいて帰った。(貧乏くさ−。)
たまに、こういう派手な席に出る機会があると、食べ物がちゃんと扱われてない場面を目にすることがあるが、大人の事情があって、どっかしら仕方のないこととは、そりゃ思うんだけど、参加費がなにかしの災害支援の募金とか謳ってる割にこういうのはどうなのだろうかと思ってしまう。
うがって見てしまうときりは無いのだが、ちょっと思った…。
今日はそんなとこ。

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2006年02月22日

また風邪か…。

この風邪は、ハンパなくノドが痛い。
熱は別に高くないのだが、とにかくノドが痛い。
ここ数年、こんなにノドが痛かったことがないぐらいノドが痛い。
なんか、やっぱりカラダ弱ってるんかな…。
体調管理も仕事のうちとはいうものの、下手に丈夫なカラダにかまけ過ぎたかもしれない。
まあ、寝込むほどでないだけマシと言えばマシか…。
体調管理はやっぱり大切です。(説得力ないなー。)
今日はそんなとこ。

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2006年02月21日

遠方よりのご来訪

たまにちゃんと家に帰って子どもと寝ると、またまた風邪をうつされるし、最近体力落ちてるせいか、一年前ぐらいと比べてもやたら風邪ひきやすくなってるのは、気のせいか…。
お昼から、今回のお仕事のご依頼主さまが、わざわざ愛知県から訪ねてくださった。
本来なら、こちらから出向かねばならないところ、遠いところわざわざお越しくださって、ほんとうに恐縮してしまう。
下手すると、こちらに何か不手際でも…とすら、悪いほうに勘ぐってしまう。(まあ、そうだったら逆にわざわざ遠方よりいらっしゃらずに、お断りのメールだけで済むのでは。)
まあ、そんなの当たり前とドーンと構えていられるほどの器でもないし、そういう感覚になってしまうのも人格的にどうかと思うので、このぐらいの感覚でちょうどいいのかもしれない。
お客さまのほうも、いろいろな方がいらっしゃるので、メールだけで済ませることもあるし、今回のようにわざわざお訪ねくださることもある。
ただ、どのような場合でも、限りなく不備の無いようにご対応させていただくというのが、こちらの心構えだと思う。
ということで、だんだんノドが痛くなってきた…。
今日はそんなとこ。

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2006年02月20日

機構試作

今回制作するカウンターテーブルの一部をエクステンションさせるの為の機能、動作を確認する為、機構試作をつくる。
基本的にはそんな複雑な機構ではないので、大きな問題は無かったが、構造的に足しておいたほうがいいようなことも確認できた。
こういう機構的なことは、行き当たりばったりでいきなり本番という訳にいかないので、多少時間を取ってもやっておかないといけない。
まあ、こういうことも色々あって、なかなかすんなりと制作にはかかることもいかない訳です。
と、ひとこと言い訳したところで、今日はそんなとこ。

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2006年02月19日

焼き芋

オープンルームで焼き芋大会(大会なんていう程のことか!?)
今回は特にブラックチェリーのおが屑オンリーのそのまま燻製のチップに使えそうな贅沢な焚き火での焼き芋と相成った。
ちょっといい屑を使ったもので、上品に焦げないように灰で蒸し上げてみたら、それはそれで美味しいことは美味しかったのだが、後から別でつくった炭の中にそのまま放りこんだ少々焦げのあるちょっとワイルドなほうの本家本元焼き芋のほうが、食べられるところは少なくなるが、甘味がぐっと引き出されて、焼き芋ひとつ取っても、いろいろあってなかなか難しいもんだと思ってしまった。(なにをいってんだか…。)
その流れで、夜は、塩チャンコで鍋パーティ。(ちょっとこの頃、気が抜け過ぎの飲み過ぎじゃありませんか?)
まあ、流れですから…。今日はそんなとこ。

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2006年02月18日

生活発表会

立樹の保育園生活最後の生活発表会ということで、朝から保育園に見学にいく。
今日は、特にビデオ撮影担当ということで、こういうお子様イベントでのビデオ撮影に対する考え方をその都度述べている数年前から思えば、随分親バカ度が増したように思うが、今回に関しては、記録しておくに値すると思わされるだけの経緯があったのだ。(そういうことがすでに親バカ)
今回、立樹のクラスは、「コバンザメの冒険」という絵本をベースにした劇を演ずるのだが、その配役で彼はサブキャラ的なクジラの役に自分で立候補したそうである。
そのクジラというのが、クジラならではの老成した人格の持ち主らしく、劇中早々から、コバンザメを諭し、冒険に出るきっかけを与えるという、サブキャラのなかでも、なかなか重要な役にあたるらしいのだ。
そういうクジラなので、そのセリフもこどもが普段の会話で使わない大人っぽいセリフが多いらしく、それを彼がなかなか覚えられず相当苦戦して、練習に保育園に行くのも嫌がるくらいだったところ、お家でカミさんと特訓をしてそれを乗り越えたそうである。
まあ、ここまでの話をまったくの伝聞として書いているあたり、そこで一切特訓などに関わっていない父親という存在があることは容易に想像でき、またそれもどのようなものかとも思うが、そのあたりのことは繊細な問題になってくるので、ここではそのことは棚の上に置いておいて、あえて触れないことにしておきたい。
そんな経緯で、この目で直接見てあげたい気持ちもあるが、それはやはり母親に素直に譲るとして、これを母子の記録として冷静に確実に記録することを父親の役割として請け負うことにした。(ここまでで既に大親バカ。)
カミさんが朝からいってリザーブしてきた撮影ブースに三脚に据えたビデオカメラを構え、すべてを記録に納めましたよ、本当に。
すべてを終え、クジラを演じきった子と、その姿を垣間見た母親の流す涙。
年々、涙腺も緩くなってまいります…。
いやー、他のこども達もみんな良かった、素晴らしかった。
こども達なりに演じきってましたよ。
保育士の先生の劇の演出も見事でした。
素晴らしい…。
親バカフィルターを通してしまっているせいかもしれないが、ほんと素晴らしかった。
こういうことは素直に感動するのが心にはいい。
いいもん見せていただきました。
こんな自分に父親を感じさせてくれてありがとう。(ほんと棚の上なのな。)
立樹にカミさん、風汰…は今回あんまり関係ないけど、まあいいか。
ほんとにありがとう。
ほんとに…、今日はそんなとこ。

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2006年02月17日

懺悔

もうひとつのお仕事のほうのプランも考えないといけないし、制作のほうの段取りにもかかりらないといけない。
この仕事で使うルータビットの買い増しと、寸法と形状が変わってしまうと困るので研磨に出せないタイプのビットの買い換えのタイミングでの経費捻出に頭を悩ませと、考えごとは尽きることをしらない。
さらに年賀状さえ、未だに手がついていない…。(おいおい、まだそんなこといってるのか!?)
そんな状況下、つどい工房の米田さんに、ようやくの新年会といって即納のお仕事に追われている柿花さんまでを巻き込んで呑気にお酒をご馳走になっている場合ではないことは明らか。
謹んで懺悔いたしします…。
今日はそんなとこ。

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2006年02月16日

まだプランニング

プランを練っているお仕事のひとつに、ちょっと別方向からのアイディアがうかんできた。
その方法だと検案していることが解決しそうなので、それを元にざっと図面にして、それを元にご提案用のイラストを描き起こす。
文字にするとそれだけなんだが、それでもあーだこーだとうだうだしてると一日以上過ぎてたりするんだな…。
思いつきカタチにしていくのも、そうなかなか簡単じゃありません。
今日はそんなとこ。

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2006年02月15日

霧中

なんとも煮え切らない。
毎度のことなのであるが、このなんとも言えない挟間期間のモヤモヤ感。
これがある瞬間にスパッと、雲の切れ間を抜け出すタイミングがあって、その時の感覚は、ある意味、この仕事のまた違った醍醐味でもあるのだが、それまでの雲の中を飛び続ける期間がもう、わかっていてもあれである。
己の頭の中身がアイディアのデパートでないことが苦々しい…。
手が動いてて手間取っているほうがまだなんとなくマシともいえなくない。
そんなことをエンドレスでリバースし続けているのも、自ら選んだ仕事とはいえ因果なものだなんて、決して思ってはいけない。(いったいどうなんだ!?)
まあ、そんなことも全部ひっくるめてなんだけど…。(だったら、泣き言いいなさんな。)
今日はそんなとこ。

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2006年02月14日

バレンタインデー

というフレーズだけで、貰えもしないのに、妙にワクワクしていたのも今は昔…。
思えば、今よりもっと青かった。

まあ、そんなことは今となってはどうでもいい。
サイトに今回のお仕事の写真をアップして、次のお仕事のプランを練る。
ちょっとした機能付なので、その機構をどうするかということも考えないといけない。
なかなかこう、なんとなく薄らとその向こうに霞のように見えつつあるのだが…。
掴もうと手を延ばしても、いまだ実態はない。
うーん、今日はそんなとこ。

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2006年02月13日

さて…

すぱっと切り替えてと言いたいところだが…。
片付けたり、週末分のお問合せメールに返信したり、次のお仕事のプランを考えたりで、なんだかんだで一日過ぎてしまった。
またこんな調子で、今日はそんなとこ。

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2006年02月12日

お休みさせていただきました。

のんびり構えてられないとかなんとかいいながら、仕事する気で出てきてみたが、下りた肩の荷がちょっと大きくて、結局なにもできずじまい…。
寝過ごして折角盛り上がったマジレンジャ−の最終回を見逃してしまうし…。(なんの話だ!?)
ほんと、のんびり構えている場合じゃないんだけど…。
明日から気を取り直して。(って、毎度毎々、そのセリフは聞き飽きた。)今日はそんなとこ。

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2006年02月11日

納品とお蕎麦と私

昨日からの仕上げの続きを終え、朝から塗装にかかる。
納品の時間の件で、お客さまと連絡がつかないので、その間、木の暮らし研究会のそば打ち教室のほうに顔を出しておく。
今回はそば打ち教室の先生で毎年末は版画教室の阪本先生から、木を切る用事を頼まれていたので、それをお渡しするのと、参加者の方で、木工に興味があって自分と話したいという方がいらしたこともあったので、どっちにしても顔を出さないといけなかった。
なかなか落ち着かない中、手打ち蕎麦を食べるだけ食べて、ようやくお客さまと電話が繋がったので、すぐにアトリエに戻って納品体制に入る。
今回の納品は、屋内搬入と代用でお使いいただいていたテーブルの搬出入もあり、柿花さんと二人ではちょっと体力的に心許ないので、柿花さんの生徒さんの若者にOJTという無理矢理の理屈をつけて手伝っていただいた。
お陰で、難なく搬入でき、セッティングのほうもすんなりと納まった。
先週、一足先にお納めさせていただいたいて椅子とやっと組合わせることができ、今回のお仕事の全貌をようやく垣間見れた。
お部屋とのマッチングも小差なくイメージ通りで、なんだかんだと言い訳しつつ随分お待ちいただいたお客さまにも、待ったかいがあったとお喜びいただくことができた。
総括すると、ちょっと時間が読みきれなかったという問題もあったが(って、後の皺寄せも対処できてないのに、過去形とは何ぞや。)、まあ、なんとか納まってホッとひと安心。
その足で、夜、柿花さんやオオツカ電器の大塚さん、高元くん達と久しぶりに晩飯を食べにいって、ちょっと息を抜かせていただいた。
年明けから先送りになってしまっているお仕事のこともあるので、のんびり構えていられないが、まあひと区切り。
今日はそんなとこ。

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2006年02月10日

仕上げ削り

脚が仕込めたら、後は仕上げ。
水引きをして、養生の間に仕上げに用いるカンナの刃を研澄ます。
この木の繊細な杢をより美しく見せるには、よく切れる刃物を使い薄い屑で削り上げるのが、最上だと思う。
その為に、木肌、切りくずの状態をよく見て、切れ止む前に刃を研ぎにかかる。
そうやって削りだした木肌は、やはり美しい。
脚も同様、このテーブルは、甲板と脚柱だけで構成されているので、脚柱の一本一本のその杢も見せ場になる。
シンプルなデザインというのは、単に簡単、簡素、単純につくるということでなく、余分な要素をそぎ落としつつ、その密度を上げて表現することではないかと思う。
そういう意味でシンプルさを追い求めいきたい。
さあ、ようやく完成。(長い、長過ぎた…。)
今日はそんなとこ。

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2006年02月09日

大詰め

甲板と脚柱をノックダウンできるように送り蟻組みで組む為の加工。
甲板のメス蟻の溝をつけ、脚柱に蟻ホゾをつけて仕込む。
この仕口四カ所で重い甲板を支えられるよう、かっちり組み込む為には、ほんの気持ちの削り過ぎも許されない仕込みなので、些細な作業でもほんと神経を使う。
これが仕込めて、後は仕上げ削り。
まさに大詰め。
さてさて…。今日はそんなとこ。

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2006年02月08日

いよいよ

甲板の裏面の目違いを払って、加工墨をつけ、脚柱の木づくりをする。
この材も、負けず劣らずきれいな杢が入っている。
と、機械だと逆目掘りやすいんだな、これが。
…ほら、言わんこっちゃない。

ここから単純ながら実の詰まった作業になるので、ちょっと切り替えて集中しないといけない。
いよいよくらいマックス。今日はそんなとこ。

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2006年02月07日

そう

この期に及んでまた甲板と脚の取り付けの仕口、納まりを思案しだす。(結論はでてたろうに…。)
この板見てると、どうしても極端ぐらいすっきりと納めたくなってくる。
その為にはあれをやるしかない…。
そうと決まれば、甲板の幅、長さを先に決めてしまう。
あれしかない、あれしか…。(なんだ、なんなんだ!?)
今日はそんなとこ。

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2006年02月06日

最起動

週も変わって、心機一転。
とはいえまだまだローギアでいっとく。
サイトのトップページを更新して、
テーブルのほうは、脚部の木取りに取りかかる。
ほんと、取り返さないと…。
今日はそんなとこ。

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2006年02月05日

参観日

 風汰の小学校で参観日だったので、家族で参観する。
ただでさえインフルエンザ大流行中の場所に赴く為、念には念を入れマスクを重ねて装着しておくが、それがただでさえ怪しいのに、輪を重ねて怪しい外観になってしまう。
まあ、ほんとに怪しい人は、こんなにかえって目立つ程、怪しげなカッコはしてなかったりすると思って、堂々としていく。

さて、我が子の授業態度を見るにあたり、あまりに落ち着きが無いのが気になって気になって、気になって、ついに我慢しきれなくなって、授業中にも関わらず、声がでてしまった。
普段を見てないのに、こんな時にそういうことをするのもどうかと思うんだが、黙ってみてるのも気持ち良くないし、自分の中では結構葛藤したのだが、やっぱりあえて注意することにした。
勉強優秀になれとか、もっとしっかり手を挙げろとか、そんなのは、あえて言うまい。
それでもアカンもんは、アカン。
椅子にぐらいまっすぐ座ってくれよ…。
せめて、そのくらいは…。
日常的に、子と接していない父親に言えたことではないのかもしれない。
躾けは、家庭の問題なんだな、やっぱり。
どこもかしこも問題だらけ、生きるって、難しい…。
今日はそんなとこ。

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2006年02月04日

無理は禁物

そう何日も寝てられないので、仕事する。
ダウンしなければ、本来なら完成するつもりだったダイニングセットであるが、お客さまより連絡をいただいたので椅子だけ先にお届けさせていただくことになった。
クルマに積み込もうと、段取りを始めると、ちょっとしたアクシデントに見舞われてしまい、納品の時間をずらしていただき急遽対応する。
急にバタバタと動くと、元気になったつもりのカラダでも、実際、体調は本調子では無い様で、すぐに呼吸が乱れて咳き込んでしまう。
息が乱れると、マスクの上部から漏れる湿った息でメガネが曇ってしまい、それで身動き取れなくなって、そんなことの繰り返しで、作業も滞りなんとも苛つかされる。
それでもなんとか対処して、無事にお届け終わるが、病み上がりで体力が落ちているところ無理は禁物のよう。
また弱ってぶり返しては元も子もない。
今週は諦めて大人しくして、来週頑張って取り戻すことにしよう。
用心用心…。今日はそんなとこ。

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2006年02月03日

家庭内隔離

昨晩は少し寝苦しかったが、それでも薬が良く効いたのか、一昨日、昨日と比べると格段に具合が良い。
それでも養生とウィルス飛散を防止する為、隔離は続く。
具合がいいのに寝てるのも何だかなと思うが、家にあるMacは前に修理に出した時から仕事用にセッティングしてないので、メールの返信ひとつできず、なんか本当になにもできなくて気持ち的にもまどろっこしい。
実際のところ、思った程回復してなくて、頭も回転してないので、休む時はホントに休んだほうがいいのだが、なかなかそうも割り切れない。
かえってカラダがしんどいぐらいのほうが、大人しく寝てられるというのは、わがまますぎるか。
夜、家族での豆撒きだけは参加させてもらったが、恵方巻はひとり隔離部屋なのは、どうせ無言で食べないといけないので、まあ、かえって都合がいい…。
という、インフルエンザ当病日記、今日はそんなとこ。

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2006年02月02日

インフルエンザ

昨日よりさらにだるいので、本当にインフルエンザだと大変だとカミさんの勧めもあり、病院で診てもらうことした。
受付で体温を測ってもらうと38度8分…久しく見ない高熱に返って具合が悪化しそうになりつつ診察を受ける。
先生にインフルエンザの検査をするといわれ鼻の奥に綿棒をこれでもかといわんばかりにつっこまれ、その行為のあまりの唐突さがあまりに可笑しく、その場で無意味に涙がでる程大爆笑してしまったのも高熱のせいかもしれない。
点滴を受けながら、しばし検査の結果を待つ。
でた結果はA型です。とのこと。なにがA型?と言ってる意味がわからなかったが、聞くとA型のインフルエンザということらしい。
インフルエンザなら、それはそれでかえってわかりやすくて良いではないか。
タミフルなる薬を服用すれば早く治まるらしいし…。
ということで、かくして家庭内隔離生活が始まる。
しかしながら、ここまできて仕事はまたしても停滞…。
やはり予防接種は大切かもしれない。(予防の為の予防接種だからね。)
情けなや、今日はそんなとこ。

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2006年02月01日

FEBRUARY

明けてさあ脚部の木取りにかかろうかと思うが、なんか急に体のだるさがひどくなってきた。
脚柱に使う極太の角材など振り回す気力もでなくなってしまった。
寒気もするし、熱もありそう、節々も痛むし…。
これはウィルスに負けたのかもしれない…。
ダメだ…。月初早々、今日はそんなとこ。

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