ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2010年05月16日

名古屋にて

15、16日と名古屋へ戻りました。(この時期は、気持ち的に戻りましたと言いたいのですよ!!)
もちろん『木工家ウィーク2010・NAGOYA』の会場です。

15日の早朝に、できたての新作椅子を2脚(なぜ2脚かというと……なのです。)積んで、名古屋へ向かいました。
懐具合がこうなので、亀山から下道。土曜日の朝がたということもあって、ほとんど止まること無くすんなりと1時間ほどで名古屋市内に入ることができ、助かりました。

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まずは、KAKUの出展する『森の恵み、木の家具展2010』の会場へ入るも、
会場のある電気文化会館で、当日開催の『フォーラム』の運営スタッフでもあるので、出展会場にいるのもつかの間、『フォーラム』に掛りきりになり、
その後も、夜の懇親会『木工家の集い』では、司会の大役を仰せつかりまた、その段取りで、早めに会場の居酒屋さんへ移動することになって、ほとんどブースには立てませんでした。

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夜の懇親会も三次会のお蕎麦屋さんで撃沈してしまいました。
一次会、二次会では、お世話役なので、あまりゆっくりお話しできなかったので、三次会でと思ってましたが、睡眠不足と疲れ(が年齢)には勝てなくなっているようです。

16日、『森の恵み、木の家具展2010』も、はや最終日。
この日は、閉会まで会場に立っておりました。


(この動画につきまして、公開に差し支えございましたらご連絡ください。)

これまでほとんど会場に居れなかったので、他の出展者の方とコミュニケーションをとったりしながらのんびりと一日過ごしました。(いいのか?それで……)

閉会後、明日から通常業務に戻らないといけないので、先に搬出させていただき、
『家具の音楽』名嘉眞さんの個展『室内と情景』の会場へお邪魔して、

ラシックでの『Woodworkers Chairs Collection』の搬出と片付けの手伝いをし、

残った皆さんと『味仙』で名古屋飯の台湾ラーメンをいただいて、帰路につきました。

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まあ、この時点で24時前でしたので、あまりの眠たさで、名古屋市から出るまでもなく途中で仮眠をとり気づくと未明前で、慌てて帰り着きましたが……。


ちょっと振り返ってみますと。

日頃のバタバタにかまけて布石もなにも打たず、一日ぐらい会場に立っていたところで、
ええ、売れませんとも……、

なんだか、すっかり家具をつくって売っているっていうことを忘れておりましたよ。(笑)

コンセプト提案とか技術向上とか、都合のいい詭弁を並べて、つくりたいものつくって、
会場では、コミュニケーションとか、情報交換とかいって、
売れないことに慣れていってしまうっていうのも問題です。
(かといって、売り込みすぎるのもなんですが、そのくらいのバイタリティーも欲しいかもしれません……。)

「つくる手と暮らしの木」というすばらしいタイトルに対し、我が身を振り返れば、仕事に没頭というか、自分勝手して、家族や家庭を放ったらかして、暮らしから遠のいていながら、暮らしを語ろうなんて、チャンチャラ可笑しくて片腹痛くなってしまいます。

つくり手が「売れる」とか言いますと少し直球的になりすぎるかもしれませんが、そのこと(売れること)によって、お客様の手に渡り、そして暮らしの中に入り、使われていくという、モノ(道具)本来のあるべき姿を見失って、なおそれを語ろうっていうのが、本末転倒と言われてもしかたないかもしれません……。
(ちょっと饒舌になりすぎましたか……。)

ともあれ、開催中は、いろいろな触れ合いや刺激があることで、考えさせれたり、反省させられたり、力づけられたり、独りでやっていては感じられないことが感じられる貴重な機会でもあります。

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ちなみに、前述いたしました新作椅子ですが、2脚というのは、スタッキングできるので、そのデモンストレーションの為です。
KAKU的には、椅子は小型化に向かっています。

名古屋の二日間は、そんなとこ。

投稿者 KAKU : 2010年05月16日 23:59

 

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