2007年06月17日
広葉樹の森・探索会
『木の仕事の会』のイベント“広葉樹の森・探索会”ということで、朝から出かけて参りました。
今回は、会員以外にも一般の方へも広く参加を呼びかけさせていただいたこともあり、
長野の『家具木工山戸』山戸さんや、“formroom”の仲間がお友達と参加してくださったり、
他にも会のWebサイトの案内をご覧くださった方、先日ご訪問させていただいた『守口高等職業技術専門校』の受講生の方等々、ご参加くださいました。
当日も、梅雨入りして間もないにも関わらず、本当に好天に恵まれ、また大きなトラブルにも見舞われることもなく、無事に一日過ごさせていただくことができました。
機会があると幾度か訪れている場所ですが、季節やその時々で、見えかたが違い、
毎回、新しく気付いたり、わかったりすることがあるというのが、
同じ森を歩く楽しみのひとつだと思います。
ただ、今回は、数年前に訪れたときより“ナラ枯れ”の被害にあっている樹が多く見られているように感じられ、特に、この森を代表するミズナラの巨木さえも立ち枯れしてしまっていたのが、なんとも言えない心地悪さというか、気持ちにさせられました。
“ナラ枯れ”の原因といわれる『カシノナガキクイムシ』の温暖化における、生息域の拡大ということであれば、やはり間接的とはいえ、こちらへ還ってくるということを思えばなんともいたたまれない……。
木でモノをつくりながら、漠然と木を語ることの空々しさを思い知らされます。
自分達も、かろうじて今は無事というだけかもしれません……。
考えましょう、今日はそんなとこ。
投稿者 KAKU : 2007年06月17日 23:59
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