ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年01月24日

謎の樹種

今月に入ってまともにお仕事をしてない程なんですが、色々と泣くに泣けない事情がありまして、今に至っております……。
が、拾うカミありで、次の仕事にかかっています。

依頼主さんからの材料持ち込みでローテーブルを制作させていただく訳ですが、
なんと申しますかこの材なんですが、一応、材木屋さん曰く、「トネリコ」ということで買われた材らしいのですが、これがちっとも「トネリコ」じゃない。
そもそも「トネリコ」は散孔材じゃないですし……。
それじゃあ、これがなになのかというと、これが今まで見たことのない材で、検討はつけども確信までは至れない訳です。
そこそこ材木屋さんに在庫としてある家具用材の樹種を部材の大小あれど、そこそこ触ったことのあるつもりでも、所詮、そこそこはそこそこ、つもりはつもり、やっぱり世間は広いものです。

唐突ですが、ヒントです!!

色はかなり白いです。薄く黄色と灰色と緑色が見えます。
メープルっぽいといえば、メープルっぽい放射組織の配列をしていますが、メープルっぽいピンク色の系の放射組織ではなく、こちらもどちからというと灰色っぽいです。
樹皮がコルクみたいです。
耳の表面に放射組織の細かいぶつぶつがあります。
結構、鉋の刃当たりは良いほうです。

……うーん、ソフトメープルか、それに類似したカエデの類いか?
多分、そんな感じかと。
首を傾げたまま、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2007年01月24日 23:59

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