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2006年09月15日
朝帰りでちょっと寝不足。
スピーカースタンドは、木づくりできた部材をあらためて木寄せし、墨付けしてホゾの加工。
脚柱に対し貫一本で支えるシンプル構造なので二枚ホゾで納める為、効率を考え、太さの微妙に違う部材もすべてホゾ穴を共通にできるように加工の手順を考える。
角ノミのセッティングは差尺の部材を噛ませることで一度で済ませ、胴付の切り込み深さの差は、ホゾを取る際にアサリの厚みでカバーできる程度になるので、あとは嵌め合いを丸ノコで調整する。
数が少ないので、如何に機械のセッティングを簡単に済ませるかということも、作業の効率化に繋がる。
しかしながら考えてる時間で加工できてしまうということでは、まったくもって本末転倒になってしまうので、そのあたりの判断力も経験値として当然求められるところ。
後は、この仕事では一番の手間どころである、脚柱の上下木口の球面削り出しが控えている……。
あっさりと今日はそんなとこ。
投稿者 KAKU : 2006年09月15日 23:59
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