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2006年07月19日
簡単高周波成形
時計の時針、分針の加工を薄板を煮曲げして成形することにして、その治具をつくったのだが、できたカタチが画一的過ぎていまいち面白味がでない。(なに矛盾することを言ってるんだか……?画一化する為に治具つくったんだろ!!)
もう少しそれぞれ個々に遊びを持たせたいので、どうするかとしばし考えるが、ふと電子レンジが目にはいった。
時々、小さい部材の水分を抜くのに高周波乾燥機もどきでつかっているので、そこに木を入れてチンすることに躊躇はない。
中に水分が残っているうちならなんとかなるかもしれないと思い、電子レンジで約1分程加熱すると、案の定、リグニンが軟化してまた腰が抜けて、結構好きなカタチに曲げられて、その上、高周波で内部加熱されているので、手でちょっと抑えてる間に冷めて水分も適当に乾燥しはじめ、曲げ戻りする様子もほとんどみられない。
我ながらうまくいったもんだと感心するが、かの有名な『バタフライスツール』等の製造に用いられる技術で高周波成形加工というのを聞いたことがあるが、あの原理を電子レンジで単純化しただけなのかもしれない。
ともあれ、試してなんとか、結果良ければ取り敢えず善しということで、今日はそんなとこ。(で、サイトの更新はどうした?)
投稿者 KAKU : 2006年07月19日 23:59
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