ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

« 業務日誌 | メイン | 興奮覚めやらず »

2006年06月04日

なぜか突然、名古屋

丸善 名古屋栄店で、「CHAIRS 家具作家の仕事 2006」という、高橋三太郎氏、谷進一郎氏、村上富朗氏の現代工房家具における巨匠による椅子を中心とした展示会があり、その一環として三氏が会してのギャラリートークが行なわれるということで、そこにまたいろんな人が集まるという噂をJクオリアの松下氏より聞きつけ、名古屋に向かう。

ギャラリートークも三氏そろい踏みで、これもなかなか機会のない貴重な面白いお話をお伺いできたのであるが、それよりなにより、トーク終了後、会場の聴講者へ向けて、高橋三太郎氏より、第二回戦と称してご会食の呼びかけがあり、大阪からは、先日Jクオリアでの展示会の際に会食をご一緒させていただいたメンバーで、少なからずご面識いただいていたこともあり、会場でご挨拶させていただいた早々に、直々お誘いいただけたこともあり、こんな機会もそうそうないと参加させていただいたことが、相当に貴重な体験をさせていただいた。

近くの中華料理店に会場を移し、ひとつのテーブルに三氏と、静岡より馳せ参じられた工房悠の杉山氏、中部木工界の古株ということが今回お会いしてわかった掲示板に書込みをいただくMudada氏、女流木工家の草分け的存在で関西工房家具の大御所、岩崎久子氏もご同席され、まさに工房家具界における神々の宴に迷い込んだというぐらい凄い場面にご一緒させていただくことができた。
トークの聴講者には、もっと若い制作者らしい人々の姿も見られたので、もっと自分達みたいなのがいると思っていたら、蓋を空ければ、このような嬉しいを飛抜け、もはや恐れ多い、状況に身を置くことになっていた。

にも関わらず、緊張で舞い上がって大人しくしていたのもお酒が入るまでで、あとは、いつもの如く……。
そんな語り尽くせない程の出来事でしたので、きちんとした状況(言い換えると傍若無人、若気の至り)は、業界のオピニオンリーダーと敬ってやまない杉山氏のブログの当該記事へ参照リンクさせていただきましたので、そちらをご参照ください。

空いた時間で、岩崎氏が旧知の仲でいらっしゃる宮本家具工房へ、まだこちらの工房は移転されてからご覧になられていないということで、折角だからとご案内させていただいたり、最寄りのギャラリーでの気鋭の同世代の制作者、般若芳行氏(御大方が次世代を担うとご推薦される逸材だそうです。)の個展を大御所方と大挙して見学に訪れたり、はたまた、帰りのクルマでご同乗いただいた岩崎氏と第3回戦さながら、興味深いお話をいろいろとお伺いしたり、充実した一日を丸々過ごさせていただくことができた。

すごい今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年06月04日 23:59

Trackback Pings

このエントリーのトラックバックURL:

 

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork studio KAKU

[home >>]