ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2005年08月13日

ギター侍…!?

お昼過ぎから、アトリエに来客。
愛知でギター職人をされている南部さん、名古屋の宮本さんの木工教室の生徒さんで、先日の宮本さんの工房をご訪問させていただいた時にお知りあいになって、南部さんがもともと大阪の寝屋川のご出身ということで、帰省にあわせてご家族四人で遊びにお越しくださった。
南部さんは、自分より一年お若いだけの同年代のかたで、もうギター侍…、ではなく(わざとらしい、しかも微妙に今さら感が…。)ギター職人歴十数年のベテラン。
職人さんと聞くと、自分のような雑草育ちはすごく恐縮してしまうが、すごく温和で繊細な感じの方で、こちらも変に気負うこともなくお話しさせていただくことができた。
ご自身のギター制作も視野に入れて活動をはじめられていらっしゃるようで、一応、そういうスタンス的にはちょっとだけ先に進んでいるので、僭越ながらアドバイスというか、少ない体験談でお話しさせていただだく。(また饒舌になった訳ね…。)
いわゆる、よく工房見学にお越しくださるこれからの方とは若干違い、職人さんとして、もう技術的なキャリアをお持ちなので、あとは如何にご自身らしいと言われるモノづくりに昇華し、如何にそれをお求めになられる方と知り合い、その方々の手に制作したモノがに渡るようにするか、ということをどのようなスタンスでなされるかということになってくるのだと思う。
奥様の精神的なバックアップもすごく感じられるし、ほんと後はご本人のそういう気持ちの持ち用、捉え方次第でどうとでも変えられる筈。ある意味、真のギター侍になるのかもしれない。(それは、話をこじつけ過ぎでしょ!?)
まあしかし、そんなことを長々と壊れたカセットテープの様に、同じ話を繰り返しながら話す大人の長話につきあわせされたお嬢ちゃま方、ごめんなさいね。今度は、うちのこども達がいる時にまた遊びに来てください。
またひとついい出会いをさせていただくことができて感謝です。

一歩目を踏み出すことは勇気がいるが、踏み出さないとわからないこともある。
踏み出すつもりでいるのなら、踏み出すほうがいいと思うし、躊躇して悩むのなら、何か足りないことがあるのかもしれないそれを見つけるまでは、踏み出すべきではないように思う。
自戒も込めて、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2005年08月13日 23:59

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