ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2005年07月23日

追い込み中であるが…。

午後から、近隣の泉南市へ恵風技工の辻さんを(株)木匠の飴村社長とご一緒に訪ねる。
辻さんは、鵤工舎で修業をされた、かの法隆寺の宮大工の西岡常一氏の孫弟子にあたる叩き上げの大工である。
以前、当方の同年代リンクに厚かましくも掲載をご依頼し、また3年程前に自宅展示会を開いた時には、わざわざ足を運んでくださったというご縁があったが、それ以来なかなかお仕事の面で繋がる機会をいただくことができず、少しご無沙汰してしまっていたのであるが、今、いろいろな側面が機を熟しつつあり、それに伴い、また次の新しい種を蒔く段階にあたり、前にいただいたご縁が繋がりをもたらすような切っ掛けがあり、今回ご訪問させていただくに至った。
お話を伺うと、自分のイメージの宮大工という固定概念とは違ったいい意味で、この人は大工さんなんだと感じた。
伝統建築の流れを汲む大工というスタンスで、それを現在に活かすということをいろいろ試行錯誤されているようで、どれだけの技術を持っていても、一大工だけでは、なかなか単純には事が進まないということのようであった。
それは、我々にしても同じ事で、そんな中、それでもなにかを生み出す為、次ぎの種を蒔くのに、なぜか気持ちを持ったいろんな顔が揃う理由が存在するのだと思っている。

それをする為になにをクリアしないといけないのか。
動かずに答えは見いだせない…。

今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2005年07月23日 23:59

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