2005年07月16日
バンドソーの引っ越し
古い小型のバンドソーを柿花さんの木工教室に通う若者に譲ることになり、アトリエから運び出す。
滋賀県に建てたという工房まで運ぶのに、自身の軽のミニバンに無理無理押し込み、降ろすのを手伝う柿花さんも一緒に新転地に向かって行くのをひとり見送った。
このバンドソーは、なにかの縁で人から譲っていただいたもので、こっちのアトリエに移る際、大型のバンドソ−を導入したこともあり、それで大が小をほぼ兼ねてしまい、ほとんど活躍の機会がなくなってしまい、その上、ストックを内部に増設したことで場所の制約のこともあり、引き取り手を捜していたところ、工房に入れる機械を探していた若者に柿花さんが話をしてくださった。
古いとはいえ、この手の機械はもう何十年もその原理は変わらないので、モーターにパワー不足を否めないが、刃が切れていればそれなり以上の仕事は十分に果たしてくれる。
なんていうのか、これしかない時は、これでなんとかやっていた。
自分の場所を持って、なんでもかんでも万全という環境がベストなのかもしれないが、ちょっと不便ぐらいのところからはじめるのもいろんな意味でいいんじゃないかと思うのは、他人事だからか。
ここで浮いた予算を、もっともよく使う機械や刃ものに上乗せして、また時期を見て必要ならば買い換えるぐらいの考え方でもいいと思う。
無いよりはあったほうがマシ、無ければ無い出でどうにか工夫する。
そういうところから何かが生まれるんだよ、きっと…。
今日はそんなとこ。
投稿者 KAKU : 2005年07月16日 23:59
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