ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2005年06月28日

なんといっていいのか…

7月に大阪でロボカップの世界大会が開催されるのだが、そのうちのレスキューロボットの大会で使われる障害物の部材をうちで納品させてくことになり、昼から納品にでかける。
この部材の量が、なかなか半端でなく、部材表を見て個数を計算すると千個とかになり、かなりの量があることは数字的にわかったが、材料を手配するのに木取りを計算して、90mm角×長3mの柱材が85本という数字を電卓ではじきだしたときに、そのボリュームをようやく実感できた。
朝から、検品をしながらクルマに積み込むが、それだけの量、バンの荷台に満載で納まりきらずパズル状態で頭を悩ませていたところ、柿花さんにクルマの上を指されて、二人で顔を見合わせてしまった。
ルーフキャリアが付いてたんだった、このクルマ…。
普段あまりに使わな過ぎて、気持ち的にすっかり無いことになっていた。
そんなこんなで、なんとか一車に荷物を納めて、相当に重たくなったクルマを走らせ神戸へ向かう。
ほぼ前述分の角材を積んでるのと同等な訳だから、そりゃ重い…。

神戸ポ−トアイランドに着いて早速搬入ということで、案内されたその場所は、ロボット研究所。
研究所といえば非常に聞こえがいい、確かに近代的なビルの室内にあってセキュリティーも万全であるが、足の踏み場が無い加減についていえば、うちと比べても、そこにおが屑があるかないかの違いぐらいである。

で、ここに置いてくださいと案内された場所が、どう考えてもあれだけの量を置ける場所ではない…。
自分say、ここに置くんですか…。
お姉さん曰く、無理ですか…。
all、無言…。
説明も何も埒あかないので、実際の量を見ていただくようクルマへとご案内する。
驚愕するお姉さんが言う、どうしましょう…。
さらに動揺が隠せない様子でこんなことも言う、設営日に会場へ直接持ってきてくれませんか。
って、7月10日ったら、まだ1週間以上あるじゃないか!?
こちとら6月中の納期にあわせて手配して、あれだけ苦労してクルマに詰め込んで走って来たのに…。
さらにさらに、4セット分だけ必要だから置いていってと。
この中から、それを抜きだせというのか…、結局いる分だけでよかったのか…。
このお姉さんは、実際のボリュームを知らずに受け取ることがお仕事の担当の方なので、今の事態が寝耳に水、そのような方に対し、必要以上に責める訳にもいかないし、こっちもなんだか呆れモードに入ってしまっている以上、ここでどうこうしたってどうにもならないので、求められる通り、必要分だけ納めて、残りほぼ75%を積んだまま、えもいえぬ心境で帰路につく。
これをまたクルマから降ろして、尚かつ搬入日までどこに保管しておくのか、そしてまた積み込むのか、そして降ろすのか、運ぶのか…。
それを仕事と言われればそれまでかもしれないが、にしても痛い痛すぎる…。
なんといっていいのか、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2005年06月28日 23:59

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