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2005年02月24日
大阪市中央公会堂
夕方から、デザインシンポジウムなるものを、中之島にある重要文化財に指定された大阪市中央公会堂に聞きにいった。
この中之島界隈は、昨今なにかと世間をにぎわしている大阪市の本拠地である市庁舎がある街であるが、傍を流れる土佐堀川の中州に、近代西洋風建築の建物が多く建つ、大阪には珍しく落ち着いた雰囲気を持ったところである。
中央公会堂や、この界隈もクルマで通りすぎることはあっても、足を止めて、中に入る機会というのは今までなかった。
中は、近年、永久保存のための補修をされてはいるが、基本的に昔からの雰囲気を活かすように配慮されているので、大正期ネオルネッサンスというらしいが、重厚で年月を経たその空気感は、なかなかすばらしいものであった。
ただ、こういう建築様式が、実際日本の町並み的いえばどうかとは思うが、それでもこれだけの年月を経ると、それはそれで歴史のひとつとして素直に受け止めるのがいいのかもしれない。
大正時代というのは、明治に入ってきた西洋文明が、日本的に咀嚼され、様々な新しい文化が生み出された時代だというのを聞いたことがある。
この公会堂も、そんな時代が生み出した日本人の手による近代建築のひとつとして、大阪の街の誇る風景になっている。
(知りもせんのに、知ったかぶり…。)
まあ、そういわないで。
今日はそんなとこ。(そもそもシンポジウムはどうだったんだ!?)
投稿者 KAKU : 2005年02月24日 23:59
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