ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2004年11月03日

バラの香りの材

昨日、版画教室の講師をお願いしている坂本さんから、三木の刃物鍛治の高田さんに、ご趣味でされているそば打ちの包丁を制作していただいたそうで、その柄に使う木を切れないかというお電話をいただいた。
ちょっと電話では、何をするのかわからないが、今日、とりあえず材を持って来ていただくことにした。
実際にお話を伺い、仕上げるのは、実物がないのと、そもそもそういうのは堺の包丁屋さんほうが安心なので、そっちのお知り合いのほうでお願いしていただくことにして、板の割り返しと型の切り抜きの下加工までと、とりあえずこっちでできそうなことだけさせていただいた。
材は、切り口から香木独特の甘い香りが特徴的だったので、もしかするとローズウッドではないかと思ったが、色味的には紫檀ではないかとも思うが、このあたりの材はほとんど使うことがないので、はっきりと特定はできなかった。
ものの本によると、バラの香りがする高級材をローズウッドと称し、紫檀もアジア産のローズウッドということらしいので、広義的にローズウッドだったということにしておこう。
いま思い返せば、今月の木のネタに使えたのに、もう大鋸屑しか手元にない。
がっかり…、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2004年11月03日 23:59

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