ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2004年10月11日

tdb最終日

長いようで、短いようで5日間、すぎてしまえばあっという間。
大阪の片田舎と比べると非日常ともいえる東京の真ん中で、刺激を受けて少しは気分転換にはなった気がする。
「カコイのイコイ」というテーマは、端材をラフに活かした、普段の制作とは違うアプローチではあるが、木工を続けて行く限り、どうしても端材を生み出すことになり、その端材にどのような末路を与えるかという意味では、ひとつの方法としてこれからも続けていきたいテーマである。
どのようなモノであれ、好みがあるのは致し方が無い中で、今回の展示でも、決して悪くない評価の声をいただくこともできた。
ただ、この器それぞれの値段をつけて販売するとなると、知名度や金額といった当たり前のことを含めてどのように評価されるかという、別の側面も考えないといけなくなる。
その為には、ある程度定期的に発表の場を持つということも考える必要があるのかもしれない。
本来の仕事とは違うアプローチとはいえ、木という素材、人の暮らしという課題に対し、どのような精神性で向き合っているのかということを、お客様に伝える場にもなるでもあろうし。
イベント自体がどうこうと今更言ったところでしかたがないが、自分達の5日間が、全く無駄だったとは言い切れない筈である。
ともあれ、これをどう活かすかも自分たち次第である。
この場を借りて、簡単に総括をして、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2004年10月11日 23:59

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